余分な

この世の中便利なものは数あれど

同じくらい余分なものもたくさん

たとえば

おばさんのフォローに見せかけた追撃

バイトの店長

「夏服支給するけどサイズなんだっけ」

ぼく

「んー、Mですかね」

微かに笑う店長

「え、Mでいける??笑」

少し迷惑そうな僕

「僕肩幅は広いんですけど全体的にはちっちゃいんで笑」

それを聞く作業中パートおばさん

「そうよー それに店長そんな聞き方あれよぉ ねぇ? どう言う意味よぉそれ」

いらないいらないそのフォロー

ただの中年おじさんの無意識いやみが

意思を持ったイジリになっちゃったよ

そのフォローのせいで


帰りの電車ですこし落ち込んで

ビール飲んで忘れた


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