見出し画像

大好きな「ふくしま」の田んぼを守る!う米めんのこだわり

みなさん、こんにちは!
福島県天栄村で「う米めん」というグルテンフリーの米粉麺を製造している樽川千香子と申します。

う米めんといえば、名前にも入っている「」がキーワード。
お米というと、この季節は田植えも終わり、青々とした稲が風に揺られている風景が一面に広がります。水が張られている時には光が反射して、とてもきれいですよね!
私が暮らす福島県須賀川市、会社がある天栄村は田んぼが多く、自然豊かな場所です。この自然の中で私自身も育ってきました。
しかし、この田園風景も年々減りつつあります。
この記事では"田んぼを守っていきたい!"という想いから、まずはお米の生産量の現状などについて触れていきたいと思います。


福島県のお米の現状

福島県は日本屈指の米どころ。
豊かな水と寒暖のハッキリした気候が米づくりの環境に適しており、その結果として日本穀物検定協会が発表する米食味ランキングにおいては令和3年度では2銘柄が特Aを獲得するなど大変高い評価をいただいています。
また、作付面積は全国で第6位という高い生産性を誇ります。……が、作付面積は年々減少傾向にあるのです。

福島県「福島県の稲作の概要や作付状況」より抜粋

一体、なぜなのか?
これは、お米の1人当たりの年間消費量が昭和37年度をピークに一貫して減少していることが大きな原因なのだそうです。
米の需要量は毎年約10万トンずつ減少している傾向にあります。
以前の記事でもお米の消費量減少についてちらっと書いていますので、参考にしてみてくださいね。


拡大する米粉需要

お米の作付面積の減少について書いていましたが、主食として食べるためのお米、いわゆる主食用米の需要・消費量が減少しているわけですが、一方で別な用途ではまだまだ需要がのびている分野があります。
それが米粉なんです。

農林水産省「米をめぐる状況について」令和4年5月より抜粋

こちらのグラフを見ても分かる通り、近年米粉用米の生産量や需要は高まっています。
米粉は小麦と異なりグルテンフリーであることから、小麦アレルギーやグルテン過敏症の方、ダイエット等によるニーズが増えているようです。

最近はローソンさんで地域限定シュークリームを販売したとして取り上げられていましたが、東北エリアは「東北米粉のもっちり皮の生カスタードシュークリーム(米パフ入り)」であることから大企業でも注目されていることがわかりますよね!

その他、ウクライナ情勢などによる小麦の輸入価格の高止まりなどから米粉の需要が高まっています。
こちらの記事でも、米粉需要の高まりについて書いていますので読んでみてくださいね!

そして、福テレさんでも米粉需要に伴ってう米めんについて取り上げてくださいました!
それだけ米粉が注目されているということがよくわかりますよね。


福島県産のお米を使用するう米めんのこだわり

う米めんの特徴については以前に記事でもご紹介している通り、5つのこだわりを持って取り組んでいます。

なぜ福島県産のお米にこだわるのか。
私自身も生まれ育った「ふくしま」。東日本大震災で農産物は大ダメージを受け、あれから11年経った今も風評被害の払拭は続いています。
放射線量はきちんと測定し、数値化され、今ではどこよりも安心・安全だと感じています。
食味も全国に誇れるレベル。
お米の消費量も減少している中で、私が強く守りたいものが「ふくしまの米」です。
今年から、新たに契約農家さんも増え、新規需要米(米粉用)の生産に取り組んで頂きます。農家の方々も本当に熱い想いを持っている方々ばかりで、米作りにかける思いはまるで我が子を育てることと同じ……。
そんなお米ですから、美味しいに決まってますよね。

う米めんの契約農家さん方と一緒に
最高品質のお米をう米めんというかたちにして地域貢献するために


須賀川産、只見産、郡山産、天栄産の最高品質のお米をう米めんという形にして地域貢献に繋げていく。協力していただく農家さんの為にも私のできることをコツコツと進めていきたいと思います。
大好きな「ふくしま」だから、う米めんを通じて福島県産のお米をたくさんの人に食べてもらいたい。そうすることで、大好きな田園風景が減ることもなくなるのかなと思っています。
(※郡山産あさか米使用のう米めんは郡山市内限定で販売中、天栄産の天栄米を使用したう米めんは天栄村のふるさと納税返礼品でお求め出来ます)

そんな想いで作っているう米めん
おいしいお米をみなさんのできる応援のカタチで。
応援のカタチは人それぞれ、様々ありますから、ぜひう米めんを通してお米について今一度考えてみてくださいね。

参考文献

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?