子どもの頃むさぼるように読んだ10冊の児童書 《コロボックルから洞窟基地、ジャングルまで》
ちょっと前にX(Twitter)で「 #私の最愛海外文学10選 」というタグが流行っていたが、そんなに海外文学読まないのでまとめられずさみしかった。
SFとファンタジーならいくつか選書できそうだからそれはそれでやりたいが、とりあえず代わりにといってはなんだが、次から次に思い出した「 #子どもの頃むさぼるように読んだ10冊 」をまとめた。
あっちは流れちゃうのでこっちにまとめておく。
『大きな森の小さな家』/ローラ・インガルス・ワイルダー
最初は誰もがあこがれる森のお話しから。
深い森での開拓暮らし。凍える雪の森で、カエデの樹から作る甘いメープルシロップがほんとに魅力的だった。
『ドリトル先生』シリーズ /ヒュー・ロフティング
個性豊かな賢い動物達とお話しできるというのがとにかくロマン。読んだ後、街を散歩してる犬たちが全部賢く見えた。
『誰も知らない小さな国』シリーズ/佐藤さとる
佐藤さとるさんのコロボックル物語は、自分が読書にハマったきっかけだと思う。今自分のいる街に、こんな可愛くて知恵ものの存在がいたらどんなに素晴らしいだろうか。
思い出すだけでわくわくする。挿絵も大好き。
『ツバメ号とアマゾン号』シリーズ /アーサー・ランサム
このシリーズ全部好きだった。帆付きのボートで湖の周りを探検するの憧れた。自分に帆がついてればいいのにって何度も思った。
湖畔に見える他人の建物を勝手に「土人の集落」とか「海賊の家」とか名前つけて冒険ごっこしてるのとか、ほんとに最高。「優しい土人」役にされた「かあさん」が、土人語しゃべってくれたりするのも素敵。
これ好きなら、ちょっと大人向けだけど海洋冒険小説のホーンブロワーシリーズも最高だと思う。
『神秘の島』Jベルヌ
少し長編。ていうか歯ごたえあった。
『海底二万海里』『十五少年漂流記』と並んでベルヌさん。どれも大好きだった。この3作の読む順番としては、『十五少年漂流記』→『海底二万海里』→『神秘の島』とか、これを最後にするのがオススメ。
『ジャングルブック』/キプリング
「オオカミに育てられた少年、モウグリは、ヒグマのバルーや黒ヒョウのバギーラに見守られ、宿敵のトラ、シア・カーンとの対決など、ジャングルのおきてを学びながら、すくすくと成長していく・・」
こんなのあらすじだけでもう面白いの確定してる。
『ナルニア国物語』シリーズ/C・S・ルイス
ライオンのアスランがカッコよくて何度も読んだ。いわゆる異世界ファンタジーじゃないだろうか。別の世界で、別の自分になれる、ヒーローになれる、というのがとにかくドキドキした。
『ザールのぼうけん』/井口文秀
いちばん最初に読んだ本。子どものアザラシ(?)が、ちょっと冒険に出てはぐれてしまい、頑張って母のところに戻る話。スリルが好きで、母に何度も読んでもらって、誦じられるようになり、文字を読めるようになった。
勝手にふらついて迷子になる遊びも覚えた。
『冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間』/斎藤惇夫
もう、表紙絵からロマン。読んでしばらく白イタチのノロイに怯えながら暮らした。
『ロビンソン漂流記』/デフォー
これもとんでもなく面白い。かなりリアル路線なので、想像力がどんどん広がって楽しい。
ロビンソンが洞窟に拠点を築くのに憧れて、その後しばらく「ぼくのりそうの洞窟」の設計図を書くのにどハマりした。
・・・「冒険」ものばっかりだ。やっぱり面白いもんは面白いからいいよね。
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