干しもろこし太郎/本棚love

誰かの本棚を眺めるのが好きです。 #読書 #読了 #書店 https://bsky.…

干しもろこし太郎/本棚love

誰かの本棚を眺めるのが好きです。 #読書 #読了 #書店 https://bsky.app/profile/ultramojito7.bsky.social

マガジン

  • #読書メモ 〜本棚・歴史・言葉・きのこ〜

    マガジンオーナーの読書メモ。誰かの本棚見せてもらうのって楽しいですよね!という気持ちをおすそわけ。歴史と言葉まわりの本が多いかも。きのこはTLに流れてくる写真愛でるのと、きのこ本の収集が好きです。

  • #最速勉強法 〜読書×コンテンツ×AIでレバレッジ〜

    本好きの副産物として、マガジンオーナーがたまに勉強のTIPSをまとめます。成果のわかりやすいところでは、独学1年で東大・早慶・ICUに合格、初TOEICで875点。

最近の記事

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存在を亡くした悲しみと向き合い、受容し、サバイブしていくための良書3冊を選んだ 《書評:『悲しみの秘儀』 、『きのこのなぐさめ』 、『怖れ』》

長く飼ってきた猫を亡くした。 子のいない自分と妻にとって、どんなときであっても慈しむことのできる生命というのは、かけがえのない存在だった。 妻と、互いに感情の底が抜け、どう現実と向きあえばよいかわからなくなったような日々を過ごした。心に猫の形をした穴があき、穴の「へり」から血と痛みがどうどうと流れ出して、自分ではとても止める術もなく、ただただじっと堪えるほかはなかった。 日々が過ぎ、時が経つにつれて、心の穴は美しい猫の形をしたまま、傷は徐々に生乾きになってきた。 そん

    • TOEICリスニングとかの「単語はわかるのに文章になると聞き取れない」を解決するカスタムAIボットをChatGPTで作ったので共有する

      先日人生ではじめてTOEICを受けてきた。 高校くらいまで、英語のペーパー試験はできる方だったが、それからもう軽く十年単位で時が過ぎている。特に留学や海外出張の経験もないので、会話の経験はほぼゼロに近い(2回くらい海外旅行したことがある)。 久しぶりの試験にどきどきしたが、なんとなく目安にしていた800点を超えていきなり875点がとれた。 役に立ったTIPSというかツールがあるので、まとめておきたい。 解くべき課題:「『プロウリー』って聴こえるけどネイティブはなんと言

      • 旅と言葉とコンチョロジー(貝類学)/読書メモ: 小津夜景『ロゴスと巻貝』

        『ロゴスと巻貝』に出てくる小津夜景さんの読書エピソードが旅と読書を思わせて劇的だった。 これを読んでふと、高校生のころ、下宿先に同学年の変わった隣人が住んでいたことを思い出した。 その部屋には、ひとつも家具がなかった。8畳間の古びた畳の真ん中に、本が積んであるだけ。そいつは部屋のはしっこで寝袋で寝ていた。 あるとき部屋に遊びにいくと、押入れに旅行鞄がおいてあり服や生活用品一式はこの鞄にいれて暮らしてるようだった。 つい「どうしてそんなに荷物少なくしてるん?」と問うたと

        • 『きのこのなぐさめ』訳者さんによる紹介文ほか、きのこ本について

          『きのこのなぐさめ』の訳者さんがnote書いてらっしゃるのに気がついた。原文の光の表現に着目して紹介文を書かれている。まさにそのようにして読ませていただいた。ありがとうございます。 下記の方も、同書について読書レビューを書かれている。きのこ本(!)に造詣も深く素敵。 上記レビューから次の書評にリンクが貼られている。 下記で引用されている箇所など、とても好みだ。 思えば自分も小さい頃、『きのこの図鑑』と『有毒生物図鑑』(もちろんキノコが出てくる)を、文字通りすり切れるま

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          子どもの頃むさぼるように読んだ10冊の児童書 《コロボックルから洞窟基地、ジャングルまで》

          ちょっと前にX(Twitter)で「 #私の最愛海外文学10選 」というタグが流行っていたが、そんなに海外文学読まないのでまとめられずさみしかった。 SFとファンタジーならいくつか選書できそうだからそれはそれでやりたいが、とりあえず代わりにといってはなんだが、次から次に思い出した「 #子どもの頃むさぼるように読んだ10冊 」をまとめた。 あっちは流れちゃうのでこっちにまとめておく。 『大きな森の小さな家』/ローラ・インガルス・ワイルダー最初は誰もがあこがれる森のお話しか

          子どもの頃むさぼるように読んだ10冊の児童書 《コロボックルから洞窟基地、ジャングルまで》

          オウムガイが見た古代の月と、存在の光《読書メモ:『青天有月』松浦寿輝》

          柄にもなく、光をテーマにした書籍群を読んでいる。 そのなかでいま、機会あって松浦寿輝『青天有月』を中心に読み進めているのだが、世界の見え方を少しずつ変えてくれる素晴らしいテキストだったので、気づきを書き残しておきたい。 著者はある章で「記憶」を、光の記憶、つまり「昔の光」として物語っている。 確かに「見た」ことが「その物体が発する光が目に入った」ことなのであれば、五感を代表して「記憶とは昔の光である」と言い切っても間違ってはなさそうだ。 また、同じ「昔の光」の章に、太

          オウムガイが見た古代の月と、存在の光《読書メモ:『青天有月』松浦寿輝》

          冬の街並みに似合う、カーキとオレンジの色彩に憧れた

          若い頃、雑誌のイケてる(と当時は信じてた)切り抜きを部屋に貼るのが好きだった。 覚えている1枚がある。フランスだかどこだかの街の冬空を、カーキ色のモッズコートにオレンジがかった朱色のショール、濃紺のデニムで歩く洒落人のファッションスナップだ。 この1枚の写真は、自分の色彩感覚に強く刻み込まれている。 色には、あわせると美しさが引き立つ組み合わせがあること。大胆に明るい色をまとって生まれる華やかさ。その差し色を支える微妙な中間色。季節と、その中を歩く人の儚さ。 いま。壁

          冬の街並みに似合う、カーキとオレンジの色彩に憧れた

          偏差値40台の高校から、1年間で東大に合格/記憶術を勉強用にカスタマイズして使う「通学路法」とは?

          煽り気味のタイトルで申し訳ない。 自分が通っていた高校は偏差値低くて40ちょいだった。高校卒業後に1年頑張って勉強したら、自分でも驚いたことに東大に合格した。 そのなかであまり周りの人がやってなかった(と思う)記憶法がある。 こないだたまたま友達にその話をしたら、面白がってもらえたので、書いておこう。 勉強と暗記一般論では、「暗記」ってすぐぼろぼろこぼれて消えてなくなっていく。試験の前に一夜漬けしても、しばらくしたら忘れちゃう。 自分は高校卒業した後に受験勉強はじめ

          偏差値40台の高校から、1年間で東大に合格/記憶術を勉強用にカスタマイズして使う「通学路法」とは?