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ULSYSTEMS TECH BLOG

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ウルシステムズのテックブログです。技術情報を日々発信していきます。
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記事一覧

「ASCII×Microsoft 'AI Challenge Day Tokyo' で2日間のRAGシステム開発!」

こんにちは、ウルシステムズ株式会社の久慈です。6月11日(火)と12日(水)の2日間にわたって開催されたAI開発コンテスト「AI Challenge Day」に参加してきました。参加メンバーは、当社の中でも特に先端技術に携わることが多い5名で構成されました。 AI Challenge Dayとは「AI Challenge Day」は、株式会社角川アスキー総合研究所と日本マイクロソフト株式会社の共催で行われたイベントです。パートナ企業10社が参加し、生成AI技術におけるRAG

情報セキュリティ-個人対策編

これまでの記事では、情報セキュリティ対策の法律や、組織として整えるべき体制、文書の話をしました。しかし、結局のところ、最も重要なことは各個人が高いセキュリティ対策の意識を持ち、規則を守り、自身や周りの人の情報資産を脅威から遠ざけることです。本投稿では、個人が実施すべきセキュリティ対策を紹介します。 パスワード セキュリティ対策として最初に思い浮かぶものはパスワードでしょう。昨今のwebサービスやSNSでは、アカウントを作ってサービスの提供を受けるものがほとんどだと思います。

情報セキュリティ-組織対策編

前回までにセキュリティ対策とは何か、どの様なことが法律で規制され、どの様なことが守られているのかをお話しました。本投稿では、組織のセキュリティ対策として実践すべきことを、体制と文書の2つの視点から紹介します。 体制 個人情報や機密情報を扱う企業は情報セキュリティ体制を整えることは必須といえるでしょう。この体制の最上位に情報セキュリティ委員会を設け全社横断で情報セキュリティの方針、対策、指示命令を発する活動を行います。 情報セキュリティ委員会の責任者は経営責任者、CIO(

情報セキュリティ関連の法律

前回の投稿では情報セキュリティとは何者か?情報資産を守るためにどの様な脅威への対処が必要かをご説明しました。 国としても情報資産を守り、有効活用し、豊かな生活を送れるように様々な法律を定めています。 情報資産を様々な脅威から守るためにどの様な法律があり、どんなことが違法かを知ることは、情報資産を守る上で重要です。 ここでは、情報セキュリティに関連した代表的な法律を紹介します。どの様なことが記載され、何を保護するものなのか、どんな事に注意が必要かを紹介します。 サイバーセ

情報セキュリティ事始め

情報セキュリティとは 「情報セキュリティ」とは一体何者でしょう?最近、ニュースやインターネット記事でよく目にするワードだと思います。情報セキュリティとは一体何者で、なぜ必要なのか、何を実施すべきなのか、実施しなかったらどうなるのかを紹介したいと思います。 本投稿では、これから情報セキュリティを学ぶ方や、何となく分かっているけど詳しく知りたい方向けに、なるべくやさしい言葉で解説します。 インターネットが普及してから様々な情報が大量に利用できるようになりました。図書館へ行か

Reactアプリ上にDeck.gl×Google Mapでデータを可視化してみた

はじめに今回はDeck.glを使ってGoogle Map上にデータを可視化しようということでやっていきたいと思います。 Deck.gl自体はReactとの親和性が高く作られているので、今回はReactを使っていきたいと思います。 今回やること今回はdeck.glを使って、以下の2つのデータ可視化をしてみたいと思います。 サンプルデータを用いたTrips Layerでの移動データの可視化 東京都の1kmメッシュ内の滞在人口をPolygon Layerで可視化 使用する

どんな画像でもセグメンテーションできるモデル「SAM」の紹介

自然言語界隈では、GPTシリーズをはじめとした大規模言語モデルの登場によって、追加学習なしでいろいろなタスクをこなせるようになっています。このような汎用モデルは「基盤モデル(foundation models)」とよばれています。高性能な基盤モデルの公開によって自然言語モデル活用のハードルが大きく下がりました。 基盤モデルの開発は、自然言語以外でも行われています。本記事では、Metaから発表された画像セグメンテーションにおける基盤モデル、Segmentation Anyth

Meta社のLLM「Llama2」に基本情報試験を解かせてみた

chatGPTやbingなど、強力な大規模言語モデル(LLM)がサービスとして提供されている中、ついにオープンソースで GPT-3.5 相当の性能を持つとされるモデルが公開されました。Metaが開発したLLM、「Llama 2」です。 論文ではいろいろな自然言語タスクのベンチマークを計測していますが、研究をきっちり追いかけきれていない私のような人間には、どれほどの性能なのかイマイチピンときません。そこで、エンジニアならきっとイメージしやすい基本情報試験を解かせてみることで、

機械学習コンペ「yukiCup 2023 Summer」を開催しました

2023/7/30にyukiCup2023Summerという機械学習コンペを開催しましたのでこの記事は運営目線で感想など書こうと思います。 開催の経緯yukiCupは共同運営者であるトミーさん(@johannyjm1)の「内輪で短期間コンペやったら楽しのでは?」という思い付きから始まりました。kagglerがコンペに求めるものはいろいろあると思いますが、とにかく参加者が楽しめるコンペにしよう!というコンセプトです。 コンペは8時間という他ではあまりない短さですが、個人的に

SLAMのセンサに思いを馳せる

はじめに最近、業務でLiDAR SLAMとVisual SLAMに立て続けに触れる機会がありました。初めて触れる技術に驚きと興奮の毎日でした。 そんな中、LiDAR SLAMは地図の作成を傍で見させていただき、Visual SLAMは自らの手でカメラを動かしながら地図を作成してみたのですが、どうもVisual SLAMの方が(少なくとも空間や物体を計測する過程においては)圧倒的に楽に感じてしまいました。 例えばLiDAR SLAMではレーザスキャナが床に対して少し傾いてお

番外編:ULS式ノーミングセッション-実践編(お客様とUNSをやってみた)

いままで紹介してきましたUNSは、自社でのチームビルディングを対象に説明をしてきましたが、”チーム”という考えを広げて捉え、お客様も含めたプロジェクトチームを対象にノーミングセッションを実施する事もできます 今回のテーマはお客様とUNSをやってみたです。是非とも現場に導入する際の参考にしていただければと思います ご紹介するケースは、弊社の典型的な支援の形である「発注側支援※」のプロジェクトでの実例になります ※発注側支援についてはこちらをご覧ください 経緯そもそも「お客

[ROS 1章] Burger君こんにちは

始まり(~2022/12月)これまで業務システムのサーバーサイドのエンジニアorアーキとして生きてきたが、ここ数年突然イメージコンピューティングに関するPoCの仕事に携わることになった。 そのなかで、ロボットをちゃんと頑張ってみない?という声が社内よりあがった。 私が良く分からなかったのが、ROS2が現れてから数年が経過するのにもかかわらず、まだ業界的にはROS1がスタンダードであるということだった。 サーバーサイドエンジニアとしては、ROS2のDDS(data dist

YugabyteDBベンチマーク with BenchBase

NewSQLの1つであるYugabyteDBのベンチマークをやってみます! 当たり前ですが、データベースのベンチマークをするには、事前にDBを構築しないといけません。 これをサクッと10分で構築するやり方はこちらです! どんなベンチマークをとるのか?NewSQLはOLTP(オンライントランザクションプロセッシング)向けのデータベースですね。なので、今回はOLTP向けのTPC-Cによるベンチマークを実施します。 TPC-Cのベンチマークができるツールはいろいろありますが、今

YugabyteDB事始め

NewSQLという新しいデータベースが出ていますね。なんでも宇宙規模のスケーラビリティとリージョンレベルの可用性も担保出来る素晴らしいものだとか?!? 本当なのでしょうか?今回はNewSQLの1つであるYugabyteDBを使ってサクッとベンチマークを取ってみたいとおもいます! YugabyteDBとはYugabyteDBはGoogle Cloud Spannerにインスパイアされて作られた分散SQLデータベース(NewSQL)です。 次のような特徴があるみたいです。 水