【禍話リライト】お兄さんの行った部屋
子どもの時の友人の家というのは、生まれて初めて触れる異界だというのは、言い過ぎだろうか。自分にとっては見知らぬ場所なのに親しい友人は隅々まで知っている。
それが時に齟齬を生み出すこともある。
これは、こっくりさんの話を集めているKくんが、「こっくりさんのものではなくへんてこな話なんだが」とかぁなっきさんに語ったもの。
【お兄さんの行った部屋】
現在30代のCさんが中学の時、社会の授業でグループ発表を行うことになった。数人で調べたことを模造紙に描いて、みんなの前で説