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マスコミが言うように、日本は女性がひどく差別されている国なのだろうか2?「日本とフランスの女性の扱われ方、立場の違いを探る(3)」

すごいニュースが飛び込んできました。

そう、

スペインで「生理休暇」が認められたのです!

なんと、この快挙はヨーロッパで初めて!

日本から遅れること

76年!

ようやく、日本に追いつきました。

スペインのイレネ・モンテロ男女共生相は「フェミニストの前進にとって歴史的な日だ」とツイッターに投稿してこの法案可決を喜びました。

日本では「生理休暇」は、1947(昭和22)年に制定された「労働基準法」の第67条としてすでに施行されていますが、ヨーロッパなどの国では考慮されることなくきてしまったんですね。

フランスでも「生理休暇」に66%が賛成を示しているのにもかかわらず、まだ実現されていません。

では、どうして、日本ではこのように早い段階から「生理休暇」が適用されるようになったのでしょうか?

女性の権利について、遅れていると言われている日本。ほんとに遅れているのでしょうか?

ということで、

前回に記事から少し時間があいてしまいましたが、今回は「日本とフランスの女性の扱われ方、立場の違いを探る(3)完」としまして、日本とフランスの女性の扱われ方の違いについて書いて行こうと思います。

これを読むことで、
「日本は、なぜ早い時点でこういう判断を下したか」
「日本とフランスの根本的違いがどこからきたのか?」
が明確になります。

前回の「フランスの女性への考え方」についての記事はこちら

「日本とフランスの女性へ考え方の決定的な違い」をズバリと最初に書いた記事がこれ↓。

最初にこれを読んだだけでは意味がよくわからなかったと思いますが、今回の記事で、線がつながり理解できるようになると思います。

ちなみに、このnoteは、フランスをメインに書いているのでフランスと言っていますが、欧米社会に通じる内容であることも間違いありません。

なお、通常2回のマガジンですが、今回の記事は一気に載せて女性への考え方違いのシリーズ(完結)としたかったので、2回分を1回でお届けします。(なので、今月はマガジン1回になります。)

なので、今回は一万一千字超えのかなり長文になりますが、最後までお付き合いくださいませ(^O^)/

日本の女性の地位は高かったか?

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