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どうして目的から話すのか~「Lobeam」を例に用いて~

今回はこちらの記事から考察したことを書いていきたいと思います。

テーマは「プレゼンの話し方」です。

・「逆から話す」ことがいいのはどうしてなのか?

一般的にはWhat(何を)、 How(どうやる)、Why(その理由)の順番で話す事が多いが、それを逆に Why(なぜやるのか)、 How(どう実現するか)、 What(手段=プロダクト) の順に入れ替えるだけで伝わりやすくなる(本文より抜粋)

という内容が、記事に載っています。
Why=目的、How=方法、What=手段と置き換えて考えると、確かに、方法や手段より先に目的を話してもらった方が分かりやすいと感じます。
ですが、なぜ手段より先に目的を話すことがいい事なのかを考えたことがなかったので、そこを考察していきたいと思います。

まず、前提が2つあると考えました。
1つは、プレゼンする側は聞く側に、それがどういうプレゼンなのかを最大限理解してもらう必要があること。
そして、もう1つは、基本的にプレゼンする側が1番熱意がこめているのは「手段」の部分なのに対して、聞く側が興味があるのは「目的」の部分であること。

後者がどういうことなのか、説明していきます。
プレゼンをする側と聞く側の違いは、「重要だ」と両社が考える部分にあるでしょう。
当然、プレゼンする側は自分たちが提案する新規格・改善案・新サービスを認めてもらうため、「手段・何をするか」の部分に相当力をいれます。認めてもらえたら、手段の部分を最後まで作り上げられるわけですから。
一方で、聞く側は何も知らないことがほとんどでしょうから、「何をするか」だけでなく、「何の目的で何をするか」を知りたいはずです。つまり、「目的」の部分に力を入れて聞くでしょう。

この2つの前提があったうえでなら、「目的→方法→手段」の順番で話すことが効果的だと思います。
理由は、プレゼンする側の目的が「手段を認めてもらうこと」であろうと、そのためには聞く側に「目的を認めてもらうこと」が必要になるからです。
繰り返しになりますが、プレゼンを聞く側がまず聞きたいのは「目的」部分であり、それを知ったうえでなら「手段」にも興味を持ちやすくなるのではないでしょうか。
「手段」を受け入れてもらうには、「目的」を理解してもうことが大事なんだと考えます。

・「Lobeam」の例から

今回考えた、「目的→方法→手段」を、Lobeamのサービスを例にして実践してみます。
あくまで、内容は推測にすぎないので了承ください。

目的
宅配業界の労働時間を減らす
そのために、再配達する回数を減らしたい
再配達→荷物を家に届けたが、留守で荷物を1度引き返して、再度届けること

方法
①人がいなくても、荷物を受け取れるようにする
②必ず人がいるときに荷物を届ける
の2つがある。

手段
①→宅配ボックスが大きな手段として存在する
②→存在しない。いつ荷物が家に届くかわかることは、荷物を受け取る側にとっても、配達する側にとってもメリットがある。よって、Lobeamのサービスをローンチする。

みたいな流れで、考えてみました。
私は物流・宅配業界にそこまで知識はありませんが、目的から考えるとあまり知識がなくても”絞れる”感覚がありました。

聞く側の人もそういう感覚になるのかもしれません。

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