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クラウドファンディングによる飲食店支援~どういう飲食店を助けるのか~

今日はこちらのニュースに関して記事を書いていこうと思います。

テーマは「クラウドファンディングを活用した飲食店支援」について、です。

・経緯の考察

ニュースにもある通り、先日1都3県で新たに緊急事態宣言が出されました。
その影響で、支援金を提供する代わりに飲食店には営業短縮要請が出されています。(東京都の例
ただ、この支援金をもらえるのは、通常20時よりも後に営業していた店舗だけです。
つまり元々、朝5時~20時までの間で営業をしていたお店には、新たに支援金が払われない仕組みになっています。

しかし、緊急事態宣言がでてダメージを受けるのは夜間に営業している飲食店だけではないはずです。当然、朝5時~20時の間で営業をしているお店にも、宣言の影響でお客さんが減る、という影響が起きてくるでしょう。そうなれば、必然的に売上が下がり、経営が厳しくなります。

今回のニュースに載っている、「READYFOR」や「CAMPFIRE」というサービスはそういった飲食店を応援する目的でキャンペーンを始めたのだと推測します。

・「サービス手数料無料」のインパクト

前回、以下の記事でグルメサイトの層客手数料についての話を取り上げました。

その記事の中で、「Go to eatキャンペーンで飲食店にお客さんは増えたけど、お客さんがクーポン獲得のためにグルメサイトを利用するので、送客手数料は以前より増えた」ということを書かせてもらいました。まとめると、予想より飲食店にお金が落ちなかったのではないか?ということです。

今回のクラウドファンディングも、もし手数料がかさめば、「飲食店に訪れるお客は増えても、売上は思ったより増えない」という状況が起こるかもしれません。
ですが、今回「READYFOR」さんは、クレジット決済手数料以外のお金を飲食店に支払ってもらわないキャンペーンを作っています。つまり、READYFORさんにはお金が全く入らない仕組みなのです。「CAMPFIRE」さんも通常より低い手数料で設定しています。

加えて、クラウドファンディングでは現在休業しているお店であっても支援することができるため、飲食店経営者を応援しやすい仕組みになっていると思います。
投資者にとっても、飲食店経営者にとっても、大きなメリットのあるキャンペーンだと感じます。

・(別テーマ)「料理人」×「経営者」

今日の投稿テーマとはそれますが、記事を書いているときにふとこのことを考えたくなりました。

私は飲食店経営をしたわけではありません。
しかし、今「おいしい」というだけではなかなか飲食店で”継続して”売上をだすのは難しいのではないかと思います。確かに、「料理人」がいればおいしい料理が作れるので、お客さんが来てくれるかもしれません。
一方で、技術的にも社会的にも変化の激しい時代では、「経営者」がいないと飲食店を続けることは厳しくなるのではないかと感じています。

過去の記事でほとんど似たような内容のことを記事にしましたが、改めてこのことを考えたので、ここに書いておきたいと思います。

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