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「Smart Kitchen Summit JAPAN 2020」に参加して学んだこと②~共創~

先日、12/17~19にかけて行われた「Smart Kitchen Summit JAPAN 2020」(以下、SKSJ2020)に出席させていただきました。私は学生故に3日間、全てライブでお話をお聞きすることができ、非常に刺激的な3日間を過ごせました。

今回は↑の記事に続く、2つ目の投稿になっています。
2つ目の記事のテーマは「共創」です。

・共創とは何か?

SKSJ2020では「共創」という言葉が、たくさん述べられていました。
私はその「共創」という言葉を、「企業の枠をこえて新しい価値を創造する」ことを指しているのだと受け取りました。

自社が持つ技術や考えの強みを共有することで、それまでには生まれえなかったモノを創ろうとしているのだと思います。

・なぜ共創する?

なぜフードテックにおいて「共創」が大事なのかを、SKSJ2020の話を含めて考察していきます。

共創が大切な理由は
①共創するほうがいいサービスを生み出せる
②共創しないとトレードオフが発生してしまう

の2点だと感じました。

①:当然ですが、互いのもっている技術を集めたほうが、良いサービスを生み出せます。

例えば、技術とアイデアをもつベンチャー企業と、資本と人員を保有する大手企業が組めば、双方にとって良いものが生み出せるでしょう。

②:トレードオフとは、何かを達成するために何かを犠牲にしなくてはいけなくなることです。
SDGsに配慮し、かつ売上を挙げられるサービスを作ることが求められつつあります。特に、環境問題に大きくかかわる食領域にとっては。
ただし、そのようなサービスを作ろうとしたとき1社ではどうしてもトレードオフが発生してしまうことがあります。

例として、環境に配慮してフードロスを減らそうと、廃棄される食品を活用しようと取り組みA社があったとしましょう。この時、A社が色んな所から廃棄前食材を集める包装として、たくさんプラスチックを使ったとします。すると、フードロス対策で環境に配慮ができても、プラスチックが多量に使われればCO2が多く排出され、石油も消費してしまうんです。
俯瞰してみれば、環境問題にあまり貢献できていないことが分かります。

そこで、プラスチックの生産を減らしたい企業とフードロスをなくしたい企業が手を組んで、共創をすればトレードオフ問題は解決できるはずです。

①・②より、共創することが重要なのだと分かりました。
もちろん、共創したうえで利益を出さなければいけないので、共創が絶対ではありません。ただ、共創というやり方があることを知っておくのは、無駄にはならないはずです。

・共創を勧めている団体

SKSJ2020に参加して、
フードテックバイツ
MISTA(共創型事業開発)
という団体があることを知れました。

もし、自社だけでサービスを世の中に出すことが難しいと考えている方がいらっしゃれば、調べてみるのもよいかもしれません。

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