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HFSS食品に対するマーケティング制限 in イギリス

今回はこちらの記事について、考察していきたいと思います。

・ケロッグの取り組み

記事内では、ケロッグが子供向けシリアルに含まれる砂糖や塩の分量を減らす取り組みを行っていることが分かります。

ただ、イギリスですでにあるHFSS食品(高脂肪・糖分・塩分食品、High in Fat,Suger or Salt)の規制だと、記事内の削減量では、まだHFSS食品で子供向け商品としてマーケティングしてはいけないものだそうです。

・マーケティングに対する制限

HFSS食品に対する規制があることすら私は知りませんでしたが、何より2022年4月から志向される法律が興味深いなと思います。

この法律はHFSS食品へのプロモーションに対する制限です。
こちらにもあるように、具体的な文章例もあるルールなのでしょうか。
今回は、子供を含めた全員に対する規制となっていて、英国のHFSS食品に対する意識、ひいては健康に対する危機感の高さが伺えます。

他には、HFSS食品に対して漫画のキャラクターを載せる事を控えてほしいという要望もメーカーに出ているらしいです。

・なぜそこまで

非常に英国のHFSS食品に対する意識の高さを感じる記事でしたが、どうしてそこまで意識が高いのか疑問に思い、少し調べてみました。

調べてみると、イギリスの肥満度は欧州諸国の中で1位子供の肥満率は31%とのことです。このデータは大きく関係ありそうです。

ただ、仮に上述の規制が肥満率と関係があった場合、今度は「肥満率が高い課題は、HFSS食品で制限できるのか」みたいなことを考えなければいけなさそうです。

例えば、仮にイギリスの貧困率が高いとして、そもそも肥満率が高いのはそういった貧困の方が多い時、アプローチすべきはマーケティング方法ではなく、安くて健康的な食品の提案になるかも、的な、他の原因があるかもしれないということですね。

今日はここまでしか考察できませんでしたが、「課題の本質にある問題は何なのか」、手段と目的をはき違えないようにしていきたいなと改めて思います。

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