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国際ロボット展のイベントについて③

松山工業株式会社の鵜久森洋生です。

私は毎週土曜日はDMM.make AKIBAさん(以下、アキバ)の公式マガジン「MAKERS」向けの投稿を続けています。

タイトルを見て、アキバ向けのnoteなのになぜ?と思った方、何気に多いんじゃないかと思います。今日はその点も含めてお伝えしていきます。

「次世代エリア」について

次世代エリア」は今回、次世代モビリティーに焦点を当てています。モビリティーと聞くと、多くの方が「人が乗って」と想像しがちですが、移動手段という言葉を少し広い視野で考えると、人がという前置きは必ずしも必要でないことに気付きます。このエリアでは、25mx9mという広大なスペースを使って、モビリティーの未来を感じられるような試乗体験、操縦体験などを行なう予定です。

モビリティーという言葉を聞いた段階で、「あれ、ロボットじゃないの?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、お手伝いいただく2社ともに、ロボティクスの要素を含んだ製品を開発されているのでご安心ください。

「CuboRex」について

写真はEV化キット「E-Cat」を取り付けた一輪車の走行時のものです

CuboRexさんは、ねこ車(一輪車)のEV化キットや、クローラーといった不整地走行に適した製品を開発する、ハードウェアスタートアップ企業です。現在、ねこ車を電動化する「E-Cat Kit」と、電動クローラーユニット「CuGo」の販売を開始。特に農作業の利便性が向上する「E-Cat Kit」は、すでに西日本のJA(農業協同組合)でネット通販されています。

イベントでは、「E-Cat Kit」を取り付けたねこ車の操作体験をしていただけることになっています。例えるならば、電動自転車に初めて乗った時の驚きに似たような、思わず「これって便利かも」と言ってしまうような経験が出来ます。もしかしたら、ねこ車以外に付けたら良いかも・・・とアイデアが浮かぶかもしれません。そんな時は、CuboRexの方々にフィードバックをお願いします。

CuboRexさんのエリアでは、CuGo、CuGo MEGAといった、クローラーを搭載したロボットのデモンストレーションや展示も行われる予定です。社会課題に貢献しそうな同社の製品、是非ともご覧いただければと思います。

「ICOMA」について

「タタメルバイク」の変形前後の写真

ICOMAさんは、プロダクトデザイナーの生駒崇光さんの会社で、現在は可変式電動バイク「タタメルバイク」の開発をしています。元々は玩具メーカーで有名な可変ロボットのデザイナーとして働いたのち、LOVOTのデザインに関わり、独立されました。「タタメルバイク」は一昨年のMaker Faire Tokyoで注目を浴び、現在は量産を視野に試作を重ねている状態です。既にプロトタイプの状況から進化し、ナンバー取得も可能となっており、販売が視野に入ってきています。

今回はタタメルバイクの試乗体験や、未来の変形ロボット「ファイバリオン」の機構展示を行ないます。また、CuboRexさんのコラボレーションが実現し、「E-Cat Kit」を取り付けた小型電動可変バイクの試乗体験も行なう予定です。特にコラボ企画は本邦初公開となりますので、注目していただけると嬉しいです。

「次世代エリア」の開催内容はこちらです

「次世代エリア」は私のイベントの中では唯一、水曜日から4日間開催を予定しています。ビジネスデイにご来場いただいた方も、是非このエリアにお立ちより頂ければと思います。なお、整理券が必要なイベントは、開場と同時にエリア受付にて配布を予定しています。ロボコンエリアと同様、開場後早い段階で整理券の配布が終了してしまう可能性があるので、ご了承ください。

【CuboRex ICOMA モビリティ体験試乗ゾーン】
開催日時:2022年3月9日~12日(土) 10:00-17:00(このエリアのみ4日開催)
開催場所:西4ホール「モビリティ体験試乗ゾーン」
イベント:【CuboRexさんのエリア】
     ①E-Cat Kitを装着したねこ車の操縦体験(1人数分程度)
     ②CuGo、CuGo MEGAなどのデモンストレーション
     ③製品展示
     【ICOMAさんのエリア】
     ④タタメルバイク展示・試乗体験(着座のみ)
     ⑤E-Cat Kit装着、変形小型電動バイクのカスタムペイント&試乗
     ⑥未来の変形ロボット「ファイバリオン」の機構展示
参加条件:①④⑤ともに小学生以上、開場と同時にエリア受付にて整理券
     (時間指定制)を配布します。(参加費無料)
       *⑤は安全配慮のためヘルメット、肘膝パッドを着用していただき
     ます

気になるアキバとの関係性

長文最後になってしまいましたが、冒頭でお伝えしたアキバとの関係性について述べておきたいと思います。

まず、ICOMAの生駒さんはアキバの会員で、元々はCerevoやGroove Xといったアキバと縁の深い企業で働いていました。昨年開催した、メーカーズ相談会にもご参加いただいたりしていて、私もご縁が深い方です。タタメルバイクの進化の過程を見ていたことから、国際ロボット展の私のイベントでも披露していただきたいとオファーしたところ、快諾いただきました。

また、CuboRexさんもアキバを開発拠点にしていた方々です。気が付けば、昨年末にとても広い新しいオフィスに移転し、スタッフの方々もどんどんと増えている状況です。「不整地のパイオニア」としての地位を確立し、社会課題を的確に捉えた上でソリューション開発を行なっているため、成功事例が増えつつある魅力的な会社です。私の会社も、製品開発でお手伝いしていることから、出展オファーしたところ快諾いただきました。

元々2社が仲が良かったため、出展エリアのレイアウトなどを調整する中でコラボレーション企画も・・・ということになりましたが、こんな化学反応が起こるのがとても嬉しいです。2社にオファーして本当に良かったと思っています。

残すところは「特別講演」だけとなりましたが、この話題は来週取り上げたいと思いつつ、今日のnoteを書き終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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