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「しなければならない」と決めたのは誰ですか?

どうも、ウクモリ ヒロオです。

私は昔、後継者・経営者向けのセミナーに頻繁に通っていました。過去形なのは、今は学んだことを実践する時期だと考えているからです。最後に行ってから10年近く経とうとしていますが、一般的に経営と呼ばれている領域だけでなく、マーケティングやブランディング、そしてコミュニケーションなど、経営の基礎を学べたのは、私にとって財産になっています。

当時、講師の方からよく「しなければならない」と誰が決めたのですか?と問われました。これは私だけでなく、全体に対して問われていたものです。特に経営者は、日頃から「経営者は○○をしなければならない」とある意味で決めつけ的なことを言われがちで、自分自身もそれを守らなければいけない・・・そう考えがちです。

経営者の一番の仕事は、事業を継続させることだと教わりました。同時に「決断すること」こそ、経営者が求められるスキルだとも。私が経営者になってから今までを振り返ると、その通りだなと心から感じます。

当然ながら、選択しても間違うことはある訳で、その時にどれだけの次の行動につなげる引き出しを持っているかも大切だと思います。いずれにせよ、会話の中で「しなければならない」という言葉が出たら、要注意だと自分自身でアラートを出せるようにはしておきたいと考えています。

ただ、これまでの話はすべて基礎を学んでからのこと。私が大切にしているご縁や正道を歩むという姿勢は、基礎を学んだからこそ備わったものです。そういったスキルなしに、「しなければならない」という言葉を完全否定してしまうと、それはそれで上手くいきません。なぜそう言い切れるかというと、私自身がそんな部分で過去にかなり痛い目に合っているからです(苦笑)

そんな経験を経て気付くのは、「しなければならない」という呪縛から解放された時の無力感です。指示待ち人間ならば、指示通りにさえ動いていれば、大きな波風は立ちませんが、自分で考えて行動しないといけないとなると、実際にスキルが身に付いていないことを否が応にも実感することになります。別の言葉に置き換えると、現実を直視する・・・ということです。

ただ、そうなった際にどう動くのか・・・その点については十人十色なので、誰の真似をすればよいかという軸では語れません。大概、経営者の自叙伝などを読んで感銘しても、絶対に同じようには出来ません。

自分は何が出来、何をしていくのか、何をしていきたいのか?

その答えに辿り着くために、以前通っていたセミナーでは、自己を理解することの大切さを教わりました。私の場合で語れば、出来ないことがある自分を見つめたことにより、先述した二つのキーワードに辿り着きました。同時に、「ありがとう」という言葉を口にする機会が増えました。

私の場合、ここ状況までたどり着くのに15年以上を費やしましたが、気付けて良かったなと感じています。そして、「しなければならない」という観念からいち早く脱却出来て良かったなとも。

しなければならない・・・皆さんはいかがでしょうか?

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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