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「ピンチはチャンス」と「チャンスはピンチ」のどちらも味わった私

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先日SNSをチェックしていたら、栗原精機の栗原会長(おやっさん)がこんな投稿をしていました。

この投稿を見て、私はすぐさまこう切り返しました。

製造業の明るい未来を・・・と奮闘するおやっさん。なので、今回の投稿は過去の経験を踏まえてのものだったと思います。なので、私も過去の経験に踏まえて書いておきたいと感じ、返信させてもらいました。

このやり取り、ちょっと説明が必要だと思ったので、補足しておきたいなと考えました。

まず、おやっさんの「ピンチはチャンス」という言葉ですが、私も何度も経験しています。経営者になり、正道を歩もうと一歩踏み出したのち、クレームなどが発生した際に、偽りなく真摯に対応し続けるのはかなり大変でした。ただ、その姿勢を貫き通した結果、ピンチがチャンスに変わる瞬間を目の前で幾度となく見てきました。

なので私は、ピンチだと思った瞬間こそ、チャンスだと感じられる度量を備えておくのは大切だと考えています。一方で「チャンスはピンチ」というシチュエーションは、油断していた時にこそ起こる、経営者にとっては精神的にも体力的にも辛い体験になる反面、経験値という面ではあとあと貴重な出来事にもなります。

私の場合は、お客様のために良かれと思って対応したことが、結果的に大きな損失につながったことがあります。数年前のことで、関係各所にも決算報告時に報告している一過性の事例なので、隠す必要がありませんが、あの時は精神的にダメージを負っただけでなく、状況整理のために膨大な時間を費やしました。

具体的な内容には触れませんが、私にとっては新たな取り組みであり、かなり大きなチャンスでもありました。なので、良かれと思って対応すればするほど、結果的にはリスクが積み上がっていったのを、後で振り返った時に思い出したのを覚えています。

なので、私の体には「ピンチはチャンス」「チャンスはピンチ」という、ふたつの言葉が同居しています。

ありがたいことに、そんな状況でも社内で混乱が起こらなかったのは、不幸中の幸いでした。逆に「どんな結果になろうとも、早く処理して楽になった方がいいですよ」と進言してくれた社員もいるので、とても救われました。

また、それ以降は法律を学ぶことに重要性を痛感し、顧問弁護士の方に契約書のファクトチェックの仕方を教わるなど、ピンチの状況を経験したからこその行動が出来るようにもなりました。

結果的には、損失を出しながらも赤字にならずにその期を終えられ、精神的にそれ以上のダメージを負うことがありませんでした。振り返れば、当時の周囲の状況は本当にありがたかったです。

私が「チャンスはピンチ」だと伝えたかったのは、チャンスがある程度大きくなってくると、先を読むチカラが性善説になりがちで、判断をあやまる可能性が高くなるからです。「もうあと少し」という、危険領域に迷い込んでいても、ゴールがすぐ先に見えているからこそ気づけなくなる。そんな苦い過去の経験を備忘録として残したいと考えました。

いずれにせよ、どちらも貴重な経験値にはなるのですが、「チャンスはピンチ」の場合は、ケースによっては取り返しのつかない状況に追い込まれてしまう可能性もあります。だからこそ、私の投稿が誰かの防波堤になればと思いました。

ちなみに今日はこれから半休を取り、Zepp HanedaでBAND-MAIDのライブを楽しむ予定です。なので、投稿時間が早くなりました。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。感謝!

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