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鮎漁師ですから…スピードイエローに魅せられて…

スピードイエローの追い星

自然の進化とは いえ
この色を選んだ 鮎に魅せられて

朝から 刺網漁

36mの巻網を持って川を走る
鮎より早く? 
囲っていく

投網漁より 何倍も ハードである

初めて観た 鮎柱
聞いてはいたが 鮎達が天に向かって
昇るように 舞跳ねる

せせらぎの中 ゾクゾクするくらい

水門を開けたのか 水は冷たい
昨日の場所には 全く居ない

良い鮎が獲れた
昼に戻り 鮎を焼く

後 寝込む…


夕涼みに川へ
西日の当たる部屋はエアコンが効かない

また ひたすら 川の中を走る

川原に現れたキムタクは 
呟いていた
“相変わらずストイックやねー”

どうやら 小僧の時代は
毎日毎日 川原を バイクで
飛び跳ねていたそうだ…


良い鮎だ…
スピードイエローが美しい

フラフラになって 家に戻る

ちと スパルタリハビリし過ぎ

“あれ 鮎は?”

夕餉用に 分けていた 鮎が
食卓に上がって居ない….

若鮎の暴れ喰い

鮎を焼き 一人 摘んでいく
生をいただいたのだから
美味しくいただく

それだけで 足りず
甘露煮を摘みながら 一杯を…

日常
太古この地に 住んでいた縄文人
変わらぬ生活をしているように
思えてくる

“川が無かったら
今頃 発狂してるわ”と

全身筋肉痛だけど
今日も スパルタリハビリへ…

平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲

華影彩美

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