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午前四時 “最高” 旅の徒然

昨夜の宴の最中
作られた “雲海メーリングリスト”
そこに 初めてのメッセージが入る

“最高”

先発隊として 出かけられた隊長の奥さんからだった。

午前四時
厚い雲を眺めながら 朝風呂に入っていた。

慌てて 風呂を飛び出し
車のエンジンをかけ

数分のドライブ
ワクワクである。

昨日は 奇跡のような 光景を目の当たりにした

たった数分 峠を越えると....

“最高”の景色が広がる

雲海も 素晴らしいが
空の雲の美しい事

皆さん それぞれ 切り取っている

その瞬間 
その一点に居る事が出来る幸せ

“最高” である

皆が揃い 記念撮影
映像のプロフェッショナルから
後に最高の景色が贈られた。

宿に戻り 一服後
宿のバスで 早朝ガイドツアーが始まる
6:30
皆が集う

大人達の修学旅行気分である

深い深い霧に包まれた中
バスは進む

今朝は 綺麗な雲海と空を眺めていたのに

霧の間に
鮮やかなれんげつつじが浮かぶ

山の天気は わからない

“やっぱり持ってますね〜”

霧があれよあれよと 晴れていく

太古から 祈りの場であっただろう
この場所
ガイドさんが手にする
磁石の針が目の前でぐるぐると回っている

なんだか 今日はとても 暑い熱い一日となりそうな.....

“では また 遊びましょ”

皆さん それぞれの旅が始まる

富士の山が 観えるとは
謳ってあるが

何度も何度も この地を訪ねて
初めてであった

“やっぱり 最高やん”

浮世雲拝

”最高“な 旅の徒然

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