浮島達雄(㈱グロウアップパートナーズ代表取締役)

㈱グロウアップパートナーズ 代表取締役 中小企業向けの経営財務コンサルティング会社を経…

浮島達雄(㈱グロウアップパートナーズ代表取締役)

㈱グロウアップパートナーズ 代表取締役 中小企業向けの経営財務コンサルティング会社を経営しています。公式サイトhttps://growup-partners.jp  補助金申請支援においては、これまで25億円を超える補助金獲得の実績を持つ。 出身地は熊本県

最近の記事

商売は人と人との関わりが大切

先日の金曜日、家族で久しぶりにステーキ宮に行ってきました。金曜の夜だったので、少し賑やかかなと期待していましたが、思ったよりお客様が少なくて驚きました。 私は職業柄、ついお店の雰囲気やお客様の様子に目がいってしまいます。今回の訪問でも、いくつか気になる点がありました。 1. 店内が静かで寂しい感じ 店内のBGMが流れていなかったので、少し静かすぎる印象でした。お客様が少ないこともあり、静けさが際立ってしまっていて、配膳ロボットの音がやけに目立っていました。 2. エア

    • YouTubeへの新たな挑戦

      来月からいよいよYouTubeチャンネルの運営を開始します。そして来週は、ついに動画の撮影日です! 一気に1カ月分の動画をまとめて撮影する予定です。動画の撮影や編集はプロに依頼するものの、ネタの企画や台本の作成は外注せず、自分自身で手掛けていくことに決めました。 毎日のように視聴しているYouTubeですが、自分が発信する側になるのはまったく別の話です。 正直、今はかなり不安が大きいです。 YouTubeのノウハウがほとんどないので、書籍や動画を通じて学習しつつ、手探

      • 凡人が天才に勝つために必要なこととは?

        結果を出すために必要なことは何か 京セラを成功に導いた稲盛和夫氏が、人生や仕事で成功するために大切なことを次のような方程式で示しています。 「人生と仕事の結果」=「考え方」×「熱意」×「能力」 この考えに基づいて、私は仕事の結果をこう捉えています。 仕事の結果=「生産性」×「情熱」×「投下時間」 最近では、ワークライフバランスを大切にし、残業をできるだけしないという考え方が広まっています。しかし、成功を収めてきた経営者たちは、皆多くの時間を仕事に費やしてきました。私

        • アウトソーシングで「コスパ」と「タイパ」を高める

          最近、フリーランス人口の増加に伴い、企業の間で業務委託の利用が増加しているのを実感しています。当社でも積極的にアウトソーシングを活用しており、その効果を日々感じています。 例えば、これまでは自社でニュースレターを作成していましたが、先月からその作成業務をアウトソーシングすることにしました。記事の内容は引き続き自分たちで作成していますが、デザインや印刷、さらには三つ折りにして発送準備をする時間をアウトソーシングすることで、かなりの時間が節約できました。 さらに、外部の専門家

          デジタル技術の導入と生成AIの未来

          私の会社では、業務の効率化を図るために積極的にデジタル技術を導入しています。クラウドサービスやチャットツール、そしてAI技術を活用することで、日々の業務がスムーズに進むようになりました。 特に、生成AIにおいては、ChatGPTやCopilotなどを導入していますが、特にChatGPTの素晴らしさには感心させられることが多く、今や私にとってなくてはならない存在となっています。 やはり、何事も実際に使ってみることが大切だと感じます。活用方法に関する書籍を読むことも参考になり

          会社経営をしながら育児と家事を両立させる

          私には2人の子供がいます。奥さんは自営業を営んでいて、週末の片方は仕事があるため、もう片方の週末は私が子供たちの面倒を見てきました。 奥さんがフルタイムで働いているので、家事については自然とフィフティフィフティで分担することを大事にしています。 洗濯物や買い物、食事の準備と片付け、家の掃除、子供の習い事の送り迎え、そしてペットの散歩など。こうした日々の家事や育児を実際にやってみると、その大変さに改めて気づかされます。 特にフルタイムで仕事をしながら、全ての家事を一人でこ

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          私にとって社員とパートナーはもっとも大切な存在である

          今から11年ほど前のことです。私が勤めていた会社では、社長や会長にお中元やお歳暮を贈るのが習慣でした。それも、贈るタイミングは必ずお中元やお歳暮の初日で、彼らの自宅まで直接お届けするというルールがありました。 贈る品も、少し特別なものでなければならず、私は休日に遠方まで出向いて旬の果物を買いに行ってました。その甲斐あって、とても喜んでいただけたのを覚えています。もっとも、こちらにお返しが来ることはありませんでしたが(笑)。 この経験を通じて、社員が上司に強制的にお中元やお

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          最大1,500万円もらえる中小企業省力化投資補助金についてプロが解説

          この補助金は最大で1,500万円とかなり大きな補助額となっています。また、補助率は1/2のため、事業者は半分の自己負担で済みます。補助の上限については従業員数によってもらえる金額が変わります。 「中小企業省力化投資補助金」の申請受付が6月25日から始まっており、嬉しいことに、初回以降は締め切りなしで随時申請が可能です。この補助金では、カタログに掲載されている製品から選んで申請する形式が採用されています。 「なぜ随時申請が可能なのか?」その背景には、初回の応募件数が予想より

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          人は見た目が9割は本当なのか?

          初めて誰かと会うとき、自然に相手のことをなんとなく判断してしまいますよね。そのとき、まず目に入るのが相手の外見です。「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、外見は私たちの第一印象にとても大きな影響を与えるものなんです。 心理学者アルバート・メラビアンの「メラビアンの法則」によると、コミュニケーションにおける第一印象の55%は視覚からの情報で決まるというデータもあるんです。これは、服装や表情、姿勢などがとても重要な役割を果たしていることを示しています

          私が職場環境にこだわる理由について

          仕事に集中できる環境は、生産性に大きな影響を与えると言われていますが、その環境がスタイリッシュでリラックスできるものであれば、さらに仕事が楽しく、効率よく進むと思いませんか? 当社は、おしゃれな職場環境にこだわる理由がここにあると考えています。 スターバックスのようなカフェをイメージ 私が目指す職場の雰囲気は、まるでスターバックスのようなカフェです。スターバックスに行くと、適度な音楽、心地よい照明、木目調の家具に囲まれて、自然とリラックスした気持ちになりますよね。そこでの

          私が管理会計をお勧めする理由とは?

          「管理会計」という言葉には少し難しそうなイメージがあるかもしれません。しかし、管理会計は企業の成長をサポートするための強力なツールです。今回は、管理会計を導入することで得られる主なメリットについて、できるだけ分かりやすく解説します。 1. より迅速で的確な意思決定が可能になる 管理会計を活用すると、経営者は日々の経営判断に必要な情報をタイムリーに入手できます。たとえば、各部門の利益やコスト構造が明確になり、どの分野にリソースを集中させるべきかが見えてきます。これにより、意思

          貸借対照表が重要な理由とその要素とは?

          企業経営において、財務状況を正確に把握することは非常に重要です。そのために用いられるのが、貸借対照表(バランスシート)です。この記事では、貸借対照表がなぜ重要なのか、そしてその主要な要素と、重要な財務指標について解説します。  損益計算書は読めるが貸借対照表は読めない経営者は少なくありません(むしろ多くの方は見てもいません)。貸借対照表は会社の健康状態がわかる資料であり、一流の経営者を目指すためにはぜひとも読めるようになっておきたいものです。 貸借対照表とは? 貸借対照表

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          『バビロン大富豪の教え』から学ぶ富と成功の原則

          最近、経済的自由や成功について考える機会が増えていませんか?そんな中、私がおすすめしたいのが『バビロン大富豪の教え』です。 この本は、古代バビロンを舞台にした物語を通じて、今でも通用する富と成功のための普遍的な原則を教えてくれます。漫画版もあり、読書があまり得意ではない方はこちらを読むとよいでしょう。 『バビロン大富豪の教え』とは? この本は、1926年にジョージ・S・クレイソンによって書かれた古典的な自己啓発書です。古代バビロンの富裕層たちがどのようにして成功を収めた

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          面倒なことには価値がある(効率化の時代における差別化の鍵)

          現代のビジネス社会では、デジタルトランスフォーメーション(DX)が大きなテーマとして取り上げられています。自動化やデジタル化が進み、作業のスピードと精度が格段に向上し、多くの企業が競争力を高めるために取り組んでいます。これは現代社会にとってとても必要なことです。 しかし、全てが効率化できるわけではありませんし、実際には「面倒なこと」こそが新たな価値を生み出すことがあります。 仕事の本質:「はたを楽にする」 仕事という言葉は、「はたを楽にする」という意味を持っています。つ

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          経産省管轄の補助金制度の動きについて

          今回は、経済産業省の補助金制度について、私なりの見解をお話ししたいと思います。 経済産業省が提供する代表的な補助金制度には、次のようなものがあります。 ・ものづくり補助金 ・事業再構築補助金 ・小規模事業者持続化補助金 ・IT導入補助金 ・事業承継・引継ぎ補助金 最近では、ものづくり補助金、事業再構築補助金、小規模事業者持続化補助金の採択率が過去最低水準にまで低下しています。 一方で、IT導入補助金は通常枠で約75%、インボイス枠では約93%と、依然として高い採択率を維

          セルフレジの未来について考えてみる

          セルフレジは、もともとスーパーマーケット業界から広まり、今ではドラッグストアやホームセンターなど、多くの小売業界で一般的な決済方法となりました。この流れは日本やアメリカだけにとどまらず、世界中で広がっているようです。 人手不足が続く中、コスト削減のためにもセルフレジの導入は非常に効果的だと考えられます。レジ待ち時間の短縮やキャッシュレス対応といった利点も多く、多くの店舗で導入が進んでいます。 実際、2021年の終わりにはセルフレジが全体の4割を占めるようになりました。しか