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最大1,500万円もらえる中小企業省力化投資補助金についてプロが解説

この補助金は最大で1,500万円とかなり大きな補助額となっています。また、補助率は1/2のため、事業者は半分の自己負担で済みます。補助の上限については従業員数によってもらえる金額が変わります。

省力化を図るのが目的の補助金である
カタログの中から選んで申請をする

「中小企業省力化投資補助金」の申請受付が6月25日から始まっており、嬉しいことに、初回以降は締め切りなしで随時申請が可能です。この補助金では、カタログに掲載されている製品から選んで申請する形式が採用されています。

「なぜ随時申請が可能なのか?」その背景には、初回の応募件数が予想より少なかったことがあります。理由の一つとして、現在のカタログに掲載されている製品が少なく、選べる選択肢が限られている点が挙げられます。(現時点では、わずか20製品しか掲載されていません。)

※注目度が高いとされていたこの補助金制度ですが、実際には思ったほど話題にはなっていないようです。

カタログに掲載されている製品数は来年には増える見込みです。しかし、この制度には多額の予算が割り当てられているため、しっかりと活用されないと、単なる予算のばらまきで終わってしまう可能性もあります。

ルールの改定でさらに柔軟な申請が可能に

最近のルール改定により、従来は一度採択された後の再応募ができなかったのですが、今後は補助額の上限に達するまでは、複数回の申請が可能になりました。補助上限額は従業員数によって異なりますので、こちらも要チェックです。

現在の応募状況を踏まえると、採択率は比較的高いと予想されます。ただし、応募数が引き続き少ない場合は、制度の見直しや、他の補助金制度への予算配分が検討される可能性もあります。たとえば、ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金など、他の支援制度に予算を振り向けて欲しいという声も出てきそうですね。

今がチャンス!申請をお勧めします

もしカタログに掲載されている製品の中にご希望のものがあれば、ぜひ今のタイミングで申請してみてください。来年の春頃には、カタログに掲載される製品の数が大幅に増えると予想されていますので、引き続き注目しておくとよいでしょう。

メーカーにとっては、カタログ掲載がビジネスチャンスにつながるため、どのメーカーも懸命に取り組んでいます。あなたの事業に合った製品が見つかれば、ぜひこの補助金を活用して、事業の成長を後押ししてください!

この制度に対する個人的な見解

この半額というのは定価の1/2ではないかと思います。販売店としては高値で販売できるため、非常においしい制度です。カタログの掲載について、何かしら利権が絡んでしまうのではないかと危惧しています。

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