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子供のこと見て、我が振り直せ

子が2歳半になって、自分が子供の時ってどんなんやったんやろ?と考えることが増えてきた。

わりと幼い頃の記憶がある方で、かにパンやにんじんジュースが好きだったことを覚えている。

母が言うには、普段はお菓子とかは買わなかったが、予防接種などの注射の時だけは嫌がって泣いていたので、その時だけはお菓子を餌にして頑張らせていたらしい。

これは記憶にない。

あと怒られた記憶もあまりない。


小学生くらいの頃になってくると、宿題しなさい程度は言われたことはあるが、特段怒られたりしたことはないんじゃないかと思っている。


母に確認したところ、めちゃくちゃ怒っていたらしい。

今のところ、私は子供に怒ったりしてはないのだが、今後怒ってしまう場面や、怒らないといけないこともでてくるのか、とかは少し考えてしまう。

案外、幼い頃に親に言われたことが大人になっても尾を引いてしまうことがあると思っているからである。

例えば、私で言うと、子供の頃、母から「足を組んではいけない」と言われていた。

姿勢が悪くなるので、よくはないと思うのだが、


母はそれを足を組みながら言っていた。

「大人やからいい」という謎理論を展開していたが、

大人であろうが、足を組む→姿勢が悪くなる→足を組んでいないと変な感じがする→さらに姿勢が悪くなる、という悪循環があると思うので、推奨されることではない。

なので、足は極力組まないように、という気持ちはあるが、


気がつくと足を組んでしまっている。

たらればになってしまうが、もし母が足を組んでいない状態で、「足を組んではいけません」と言っていたらどうだっただろう?と思う。

少なくとも「お前が組んどるやないか」というブーメランは母には返ってこない。

そのため「大人やから」という謎理論を展開せずに済んだだろう。

となると、大人になっても私は足を組んでいなかった可能性は非常に高いと思う。

となると、現在、姿勢の悪さからきているであろう、肩や腰の痛みに悩ませられることもなかったかもしれない。


奥さんは子供に「動画ばっかり見たらあかん」とほぼ毎日言っている。

でも奥さんは、毎日、時間があればインスタを見て、農場を作るゲームをしている。

それは、子供も動画見たくなるかも。

奥さんiPhone見るなよ、とか、子供に制限かけるなよ、って話じゃなくって、子供って大人のことめちゃくちゃ見てるよな、って話。

一番、物理的にも心理的にも距離の近い大人で、過ごす時間が一番長い大人が、親やなって話。

そういえば、母は足組むなの他にも言っていたことがある。

「指の関節鳴らしたらあかん」


理由は、


「私みたいに指が太くなるから」


とのことであった。


まあ、それを、指をポキポキ鳴らしながら言っていたのだが。



もちろん、今の私の指も、母に負けず、しっかり太くなっている。

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