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【Recipe 牡蠣とハーブのアジアンリゾット】

牡蠣のおいしい季節到来。
たっぷりの牡蠣で、ナンプラーとレモン香るアジアンリゾットな夜です。

物心ついた頃には東京で暮らし、その後も関東を転々としながら人生の半分を過ごしてきたけれど、後半生を西日本で送ることになるとは夢にも思わず。

淡路島に畑ごと引っ越してきてもうすぐ6年が経ちます。

関東と関西の違いはいろいろあるのだろうけれど、一番の違いは〝食〟なんじゃないかと思う今日この頃。

なかでも特に、淡路島は海に囲まれているおかげか、魚が特においしいなと感じます。

家族経営をしているような小さな鮮魚店もたくさんあって、どこも元気。

すぐ近くの漁港であがった魚介を良心的に供してくださっています。

つまり。

新鮮で、旬のものだらけで、丁寧な仕事がされていて、それでいてとても安いのです。

スーパーの切り身しかお目にかかったことがなかった私にとって、今や淡路島の魚屋さんは目から鱗こぼれまくりの場所になっていて、聞いたことはあるけれど食べ方がわからない魚ばかりが並ぶなか、お店の人に伺っては、少しずつ守備範囲を広げているところです。

上手に料理できなくても、「へぇ、この魚ってこんな味なんだ!おいしいなぁ」という発見があったりして、そんな時は、人生すごく得した気分にもなります。

という長い前置きのわりに、今回の食材は牡蠣。

メジャーすぎる牡蠣です。

牡蠣もね、昔はカキフライしか食べられなかったのですよ。
あたったこともありますし。

でも今では、生食以外ならなんでも!なくらいに大好きな食材になりました。

そして、淡路島は瀬戸内海であがる牡蠣が入ってくるので鮮度抜群。
最近は、魚屋さんに行くたびに、たっぷり買わせていただいています。

そんな牡蠣とハーブを使って作るリゾットです。

<材料>2人分
牡蠣        たっぷり
お米        1合
水         3カップ
にんにく(みじん) 1片
パクチー(根ごと) 3株
玉ねぎ(みじん)  50g
レモン汁      大さじ1
ナンプラー     大さじ1と1/2
塩糀        大さじ1と1/2
こしょう      少々
オリーブオイル   大さじ2
飾りのレモン    適量

<作り方>
1 お米1合と牡蠣はそれぞれ、洗って水を切っておく。
2 鍋にオリーブオイルと、みじん切りのにんにく、
  細かく刻んだパクチーの根を入れて火をつける。
3 にんにくとパクチーの根が香ってきたら、
  牡蠣を入れて表面にさっと火を通して、
  牡蠣を取り出す。
  オイルに牡蠣のエキスを移し、
  牡蠣にはにんにくとパクチーの風味を移しておく。
4 牡蠣を取り出したあとに玉ねぎを加え、
  分量外の塩をひとつまみ振って、
  玉ねぎが透き通るまで炒める。
5 水3カップとナンプラー、塩糀を加え、沸騰したら、
  刻んだパクチーの茎と葉の3分の2を加えて
  弱火にし、蓋をして、お米が柔らかくなるまで煮る。
  途中、焦げ付かないよう混ぜながら、
  水が足りないようなら適宜足す。
6 お米が柔らかくなったら、3の牡蠣とレモン汁を加えて
  2〜3分煮て牡蠣に火を通す。
7 取り分けておいたパクチーの葉と黒胡椒、
  お好みで分量外のオリーブオイル、
  絞ったレモンをかけていただく。

こだわりポイントとしては、手順3番目。
オイルに牡蠣のエキスを移しておいて、それでお米を炊くところでしょうか。
最後に牡蠣を戻し入れてさっと火を加えるので、牡蠣も硬くならずにぷりぷりのままです。

そして、ナンプラー自体も旨味たっぷりですが、塩糀を加えることで、さらに奥行きのある味になる点もポイント。

手に入るようなら、パクチーの根っこもぜひ使ってみてください。
パクチーは苦手で…という方は、魚介類と相性の良いディルやフェンネル、食べやすいイタリアンパセリなどに代えてもおいしいと思いますよ。
(今回、パクチー以外にフェンネルもちょっと入れています)

土鍋でつくるリゾット。
しかも薪ストーブの上での調理。
熱の伝わり方が違うのか、
さらにおいしさが増すような気がします。
途中で味変。
先日作ったスパイスふりかけ
「うかのポカ(仮名)」
をかけると
アジアン気分がさらにアップ。

夫とふたりで競うようにして食べたくらい、おいしくできた牡蠣リゾット。

よさそうな牡蠣が手に入ったら、ぜひ作ってみてください。




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