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あなたの「批判」。その根拠は「事実」に基づいているのか、ただの「解釈」か。

タイトル通りのこと、
世の中に多くありませんか?

それってあなたの感想ですよね?」が
少しバズったくらいには
同じシチュエーションが
世の中に溢れていると言うこと。

事実を知らないのに
あーだこーだ言う。
その行動は本質を見失う可能性があるし、
何より自身の無知が晒されるリスクを
秘めているので、注意が必要です。

ここでは私が尊敬するジェーンスーさんが
TBSラジオ「生活は踊る」で
仰っていた「事実」「解釈」リストを作って、
ユースケースを元に、ネットに溢れている
批判」を整理してみます。
(ラジオの概要とリンクは以下記載します。)

・概要
第907回9/30(月)の放送(12:00~12:15頃)より。

今回は、45歳の女性から「私は、中学2年生の息子と、2人で暮らしているのですが、どうやら、息子の友人が、洗濯物として干している私の下着などを勝手にさわっている様なのです。やっていることの意味は分かりませんが、正直怖いです。
中2男子ってこんなものなのでしょうか?」という相談。
ジェーン・スー&小笠原豆アナの2人で。

①事例(サッカー日本代表、格下イラクに敗戦)

先日のアジアカップにて
日本代表はイラク代表に2-1で敗れました。
大会前から「歴代最強」と謳われ、
優勝間違いなしと持ち上げられた日本代表ですが、
格下のイラクに敗戦したのです。

(デイリースポーツより転載)

ネットでは敗戦に対する
批判」が溢れていました。
以下、批判を
事実」と「解釈」に分けて記載します。

a.事実

・前半の左サイド(南野、伊藤洋樹)の機能不全していた。
  →2人の適性に当てはまらない攻撃配置が原因

・南野の左サイド適性が無いことは以前の予選から把握していたはず。 森保監督はなぜこの配置を採用したのか?

・上記機能不全により、イラクは日本の左サイドより右サイドへのマークを集中させた。

・結果、右サイドの菅原が狙われて、同サイドから2失点した。

b.解釈(=各々の心象)

・GK鈴木彩艶の動揺や緊張がチームに伝染していたから負けた。

・イラクに比べて選手たちの気合いが足らなかった。

・GK鈴木は日本代表レベルではない。

・菅原の守備が脆い。緊張感に欠ける。

サッカー界隈では
「批判こそ選手のためであり、サポーターの正当な権利である」
という、価値観があります。
この価値観を大義名分として
根拠を示さないまま、
批判を繰り返すサポーターが
散見されることが私は悲しいです。
(鈴木選手に対する差別的コメントもSNSに散見されました。アノニマスなのを良いことに、
好き放題する輩が多すぎます。)

「批判」こそ、
想像力と知性と愛が必要不可欠に思います。

最後に私がお世話になった、
大学院時代の教授の言葉で
締めたいと思います。
「実験のアンケートは論文結果として示すには不十分。常に定量的に根拠を示しなさい。」

定量的に根拠を示すことで、
原因や失敗の法則、
改善点などが見えてくるし、
論文の読者にも
共通の認識を持たせやすいのです。

あなたが今感じているストレスや
職場の悩み、キャリアの悩みなども
「事実」「解釈」リストに書き出してみて、
定量的に表せるか
考えてみてはいかがでしょうか。

何かの突破口になる可能性はあるので。

もし良ければ、
イイね&フォロー頂けると、
とっても嬉しいです。
よろしくお願いします!

今日も一緒に!
がんばれ日本🇯🇵

UK3

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