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その5. 話がまとまりにくくても大丈夫。インタビューのまとめ方

今回はイラスト中心で! インタビューでまとまりにくい話になってしまった時、ライター宇治田がどのように話をまとめているか解説します。

仕事でインタビューをしていると、話がうまくまとまらない人に出会うことがたびたびあります。特に自身のことや仕事に対する姿勢などが聞かれている時、まとまりにくさが増すようです。主語が抜けていたり、時系列がバラバラだったり、言いたいことを言うために話が遠回りしたり・・・。

私の場合、そんな話を聞く相手は大体クリエイターさんなのですが、実際会話をしていると、めちゃくちゃ面白いんですよね。でも非言語で面白くさせている部分というのも大いにあって、そのまま文字に起こすとなにを言ってるかよくわからないんです。

だから「めっちゃ面白いけどまとまりのないこの話を、どうやって分かりやすくまとめよう」ということにいつも力を入れています。

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話がまとまらなくても、
面白いことはたくさん言っています


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「これまとまるかな〜」とドキドキしながら、
記録した話を一旦持って帰ります


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話にまとまりがある場合は、
そのまま文字起こしをして、
いらないところを削って整えるだけで
記事になっちゃうんですが・・・


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まとまりのない話の場合は、文字起こしがカオス

なので全体を見渡すために、
「どのタイミングでどんなことを話していたか」
書き出して、広げてみます

メモには自分が「刺さった言葉」を書いているので、
それも一緒に広げます


名称未設定のアートワーク 11

広げたものを分類しつつ眺めてみると、
記事のテーマに沿ったエピソードや、
「良いこと言ってるな〜」という
キラッと光る言葉が見えてきます

それらを拾い集め、話の筋道が通るように整えながら、
最終的に記事にまとめます

要するに、
●まとまりのある話になった時→削って整える
●まとまりのない話になった時→良い言葉を拾って組み立てる
という違いがあるんですよね。

まとまりのない話をまとめるのは、書き手としてはめちゃめちゃ骨の折れる仕事なんですが、ちゃんと咀嚼しながら書くので、気づきも多いです。

しゃべりが苦手で、自分がインタビューなんて・・・って思っている人(特にクリエイターの方)も、ちゃんとまとめれば凄く良いこと言っているし、自分の中で整理もつきやすくなるので、機会があれば是非やってみてほしいです。

それでは!


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