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uisan4869/小説
2021年11月24日 09:38
遂に黒幕である大臣の元を訪れた二人。早速事件のことについて話をしていくが言葉の応戦は若干こちらの部が悪く会話の隙間をうまくすり抜けられてしまい、結局決定的な証言は得られないまま追い返されてしまった。だが、この時何故かあいつは笑っていた。一人証拠を集めてくると言って走り出し、それ以降連絡の一切が途絶え、連絡がきたのはそれから3日後のことだった、、、その日は昨日から降り続いていた雨がより一層強
2021年11月1日 09:02
あの日、車を回収した男の口から明らかにされた事実。取り逃した男の正体は「もんか」通称文部科学省の人間でそのバックに付いている黒幕はなんと文部科学省大臣だった。果たして権力を前に事件を解決することはできるのか、そして未だ姿を眩ましたままでいる100円玉殺人の犯人は、、、私たちはダメ元で今まで掴んできた証拠を含め全てを話した。過去の女子大生無差別殺人と今起きている100円玉殺人の関連性やそれ伴
2021年10月17日 07:19
警察としての力を一時的に失った2人はそれでも事件を解決しようと自らの立場や危険も顧みず走り出す。オレンジ色が映える朝焼けの中を今は滅多に見ないレトロな車が猛々しいエンジン音を震わせながら静けさ纏う都会の街を走っていく。ちらほらと見えるのは朝まで酒を飲んでいたのであろう路上で気持ち悪そうに吐いてる大学生たちや夜の仕事を終えクタクタになりながらも帰宅するものや今から仕事なのか歩く背中がとても小さく
2021年10月2日 10:07
婦警からの言伝で私たち二人は何故か警視総監室に呼び出された。警視総監室は文字通り、警視庁において最高指揮官である警視総監が在中する部屋である。警視庁に勤めている人間でさえも働いているうちにその部屋に赴くのは数える程度しかない。ましてや所轄の刑事や庁に勤務していない警察官は何か表彰されるなどしない限り滅多に足を踏み入れることのない場所である。漆喰のような光沢感のある木製の扉を叩くと、妙に響くノック
2021年8月23日 08:56
殺害された警部補の悠久の友であり仲間だったラーメン屋の主人。その娘が殺害された事件、女性無差別殺人の犯人である大学生が通っていた大学に私と警部補に来ていた。いじめが原因で犯行に及んだ犯人だったが、その主な要因は学校側にもあったのではないかと学校長を問い詰めると、今まで頑なに話そうとしなかったあの日の事実を語り始めた。「実は、彼がいじめられているというのは彼本人から聞いていて周知の事実でした。し
2021年7月30日 12:14
青春を謳歌する学生たちの笑顔は爽やかで華やかな空気を身に纏い短い4年という年月を友人たちと過ごしていく。私にも、そして周りを歩く見知らぬ人々もそんな時代はあったはず。楽しい記憶、苦しい記憶、悲しい記憶。様々な記憶がある中でもし自分自身の中にある記憶が苦痛や恐怖だけだったとしたら、その人はや内側から理を破壊、拒絶し最後には壊れてしまうのだろうか。都内某所のとある大学。私からしてみれば10年近く、