見出し画像

「おそとのてらす」×「うごく街」 Grand Opening!

うごく街メンバーの五十嵐です。

7月末の3連休。梅雨明け発表前のタイミング、もし悪天候になってしまったらどうしようとうごく街メンバーで当初心配していたのが嘘のように、夏休みを絵に描いたような晴天に恵まれました。我々うごく街と7月末にオープンする「おそとのてらす」のタイアップによるプレオープンイベントを遂に開催。イベントの様子の一部をレポートします。


「おそとのてらす」は山梨県南アルプス市山間部にタイニーハウス、オートキャンプ施設で大自然と一体となる空間スペースを提供し、目前には甲府盆地が一望できるテラス。参加者の中には「天空のテラス」と呼ぶ人もいるくらい圧倒的な解放感が味わえます。正式オープン後にはテラスでバーベキューを楽しみながらの宿泊も可能。自宅と異なるテラスに横たわり、昼夜ゆっくり時を過ごせる施設となっています。

おそとのてらすから望む甲府盆地の夜景


我々うごく街は「おそとのてらす」という地域に根ざした新サービスと連携、プロジェクト発足時から一貫して企画してりう都市部と南アルプスを繋いた体験設計。我々自身も利用者として体験する素敵な機会となりました。初日のオープニングセッションでは「うごく街」「おそとのてらす」それぞれの代表からの挨拶とコンセプトの説明がありました。

うごく街 今井武 代表理事からうごく街のコンセプト紹介
「おそとのてらす」を設立・運営する青柳興業 青柳佳彦代表取締役の挨拶

関東地方と首都圏で変わる山梨県のポジション

青柳さんの挨拶での印象的なメッセージ。「関東地方は一都六県を指しますが、首都圏と表現すると山梨県が加わります。東京都に隣接していながらも人口約80万人の山梨県。山梨の未来、次世代の未来に必要なことを価値をつくりたい。」
山梨は唯一無二のポジションであるわけです。

うごく街の目指す「携住」というコンセプト

「携住」とは日常的な生活の中に溶け込んだ二拠点生活です。一拠点生活の居住地以外にも拠点を持つ。ファミリー層の方々からすれば、夏休みや年末年始など、まとまった休みに長期滞在する祖父母のいる家のような感覚。当然、別荘もその位置づけになるかもしれません。最近ではワーケーションなどワークスタイルも急激に変わっており、これまでの居住スタイルに誰しも変化の兆しを感じているのではないでしょうか。山梨は東京とも地続きで繋がる関東地方にとっての携住都市。そんな関係性で、我々自身も南アルプスと繋がってはいけないか。そんな自分ごとのコンセプト、サービス設計からプロジェクトがスタートしています。

南アルプスの棚田の間を流れる冷たい水で行水

「ぼーっとしていいんだよ」

イベント初日のメインは「サウンドバス」の体験タイム。甲府盆地の絶景を目の前に、フェンスもないフラットなテラス空間。足元からは南アルプスの山々から流れ吹く柔らかい夕涼みの風。

足元から服の中を泳ぐ風、生き物たちの鳴き声を感じる
ゲストのHikoさんによるサウンドバス。参加者、おそとのてらすの方も一緒に体験

横になって耳を澄ませる。驚くするぐらい脳が活性化するような不思議な感覚。大人も子供もデジタルな都市型生活を過ごす日々でタスクに追われ、多くの物音や気づきを見逃しているだけでなく、気づく能力すらも失いかけているかもしれません。田舎道を走るトラックの音、隣の人の呼吸も聞こえます。それらも含めて自然の多様な音たちの中で生きていく。そんな体験は、この巨大テラスならではかもしれません。

サウンドバスの後、BBQの前にクラフトビールで乾杯

サウンドバス、バス上がりのあとはクラフトビールで乾杯し、BBQタイムへ。私は神奈川在住ですが圏央道など新設アクセスルートを使えば車で2時間かからずに行くことができる南アルプス。一方で中央道は渋滞のイメージも根強く、復路の心配でどうしても山梨行き自体を避ける傾向があることも事実。
山梨にはモビリティ面の課題さえ解決すれば豊富なコンテンツがある。そんな想いもうごく街のコンセプトには含まれています。色濃い南アルプスの価値とはなにか。そんな話で盛り上がる一方、参加メンバーの子供たちは、都会でなかなか自由に楽しめない手持ち花火で自然と打ち解ける、なんともよいですね。

初めて会った子供たちは花火で一気に仲良しに

「所有型から利用型へのシフト」は最近どのサービス領域でも耳にしますが、住居においてもその場所でどういう体験ができるか、どんなを時間を過ごせるかに価値があるのかもしれません。また、地域の住民も同じように県外との繋がりを通じてより自らが楽しく過ごすコトに価値があるのかもしれません。

イベント二日目は晴天の中で実践的な農業体験
近くの畑でブルーベリー狩りを楽しむ子供たち

「プロセスエンターテイメント」の序章

今回は「おそとのてらす」と「うごく街」それぞれにとっての初お披露目のイベントで、今後多くの方々に価値を届けるためにはそれぞれアップデートが必要と解りました。うごく街は完成品の提供ではなく、価値創出プロセスをコミュニティで共創する。プロセスを価値に変えられないか。二拠点生活、パラレルワークなど仕事も生活もハイブリッド化が進んでいくと一つのことを磨き上げることもそうですが、一緒に価値を作り上げるプロセスエンターテイメント、そんな体験が携住には潜んでいるのではないでしょうか。

農作業を教えてくれる桜田さんとうごく街メンバーのお子さん

うごく街 Facebookページ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?