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ご恵贈賜りました:『ワークブック 方言で考える日本語学』

長崎大学の原田走一郎先生より、ご献本賜りました。

松丸 真大、白岩 広行、 原田 走一郎、平塚 雄亮 (2023)『ワークブック 方言で考える日本語学』(東京:くろしお出版.ISBN: 978-4874249345)

パイロット版を実は諸事情により昨年あたりに賜っていた(授業で使用する目的があったのでそのため)ということがあり、内容はだいたい把握してはいたのですが、この度市販の教科書として刊行のはこびとなったようです。

ありがたく拝受いたしました。御礼はご本人に後日。

そう、長崎のことばというものにこの3年ほどかなりまた深く接する機会を得ている(まあ、要するに生まれ育った地にまた帰ってきたあととどまっているだけではあるのですが)のですが、そんな自分なりにも長崎のことばに対していろいろな発見(すでに知られていることがほとんどのようではありますが)があります。

そういった観点はどうやって養うのか、ということを考えると、やはり日本語学や言語学の知見が役に立ってくると思うのですよね。しかも地域の生きたことばを題材にするということで、どんな大学でも使用しやすい、よい意味で「とっつきやすい」テーマの入門書ではないかと思います。

今年度、秋ごろになると思うのですが私も一部この教科書を使わせていただくことになろうかと思います。自分の場合は、できればテュルク諸語の話もまぜて「ことば」の話を展開できたらいいなとは思うのですが。それももちろんですが、やはり私自身長崎のことばが母方言でもあるので、周りから賜った長崎のことばに対するある種の直観は大事にしていきたいなとも思うなどする今日この頃です。

それはさておき、このテーマでは意外に教科書としての類書がなかなかないのではないかと思います。ことばに興味がある方々にお勧めの一冊、ということで、ご恵贈の御礼を兼ねたご紹介ということで。よか本のごたっけん、みなさんも書店で見かけたら買うてみらんですか。Her neyse, herkese iyi hafta sonları!

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