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出身地を見てみようぜ:長崎再勉強プロジェクト

高校を卒業して、トルコ語を求めて大学進学のために大阪に出てから25年。何の因果か(って、自分の意志で戻ってきてるんですけど)、再び長崎へ戻りました。

すっかり旅体質になった…というと語弊を招きそうですが、国内外にかかわらずどこかへ行くということがここ数年ずっと当たり前だった自分。思えばいろんな街を訪れる機会を得ました(ワイは果報者だ)。

別記事で今後詳しく書いていく予定のアンカラ(トルコ)を筆頭に、同国はイスタンブル、サフランボル…それ以外にも思い入れのあるバクー(アゼルバイジャン)、学会参加のために訪れたアスタナ(現ヌルスルタン;カザフスタン)、友人に会うために訪れたケルン(ドイツ)、めしがやたらおいしかったソウル(韓国)、単なるストップオーバーで寄っただけですが、シンガポールも。訪れたどの街もすっかり気に入ってしまいましたが(ワイはとても単純なので)、素敵な街、夢中で写真を撮ったは世界に数あれど、ちゃんと見ていない街がありました。

そう、わが生誕の地、長崎です。

奇しくもCOVID-19が流行していて、県外に出ることすらためらわれる2020年でしたが、自分にとっては「地元」たる長崎を再びじっくり見る絶好の機会となりました。今年は何かあるごとに、県内南部を中心に色々と見て回っています。

長崎市、特に中心部は歴史的なモニュメントがかなり多い。なるほど、他県から修学旅行客がようけ来ていたわけですねえ(今年はさすがに例年と比べると相当減っていると思いますが。正直、昔はみなさんなんでわざわざ何が楽しゅうて長崎くんだりまで来ているのだろうな、とか思っていました)

こちらは崇福寺の一角。長崎市内にはいわゆる唐寺(とうでら、江戸時代あたりに華僑が建てたお寺)が3つ残っており、崇福寺はその代表的なお寺です。

行かなかったんですよねえ。たとえばこういうお寺に、幼少期。全然興味なかったんです。

今はもう、興味ないどころじゃありません。とんでもない。長崎オモシレー、となっています。
心境の変化の原因の一つは、地元なんだけどある意味観光客みたいな視点が今の自分には備わっているからだろうなと思っています。

長崎市街で個人的に印象的なところといえば色々ありますが…唐寺でいえば、

興福寺のほうが崇福寺よりも建立が歴史的には先なんだそうで(たしかそのはず)、ここはまたインゲン豆が日本に伝わった場所でもあるのだそうで。外来のものは、まず長崎に伝わって、そこから日本全国に広まっていくというパターンが多いということに改めて気づかされます。ボウリングなんかもそうらしいですね。

長崎港も言うに及ばず。ここに港があったからこそ、かつて栄華を誇ったということですよね。遠方には稲佐山。リア充たちのためにあるようなものと聞きました。


まあ、長崎市内の写真はまたおいおい。長崎市の外にも目を向けてみましょう。

6月には、雲仙にも一人で行ってみました。火山の普賢岳で有名なエリアですが、火山のあるところ温泉あり。温泉街じたいはずいぶんひなびてしまっているなあ…という印象は否めませんでしたが、地元民としては絶好のドライブコース目標地点かと。

こちらは長崎市から西の方角、西彼杵半島へ向かう途中の道の駅から撮った海。写真の撮り方が下手で伝わらない可能性が高いですが、まあ一言で申し上げれば絶景です。また近隣には、やはり江戸時代にキリシタンらがよりどころにしたであろう教会群が点在しています。

西海橋から見る眺めも最高なのです。

あと島原の写真もどこかにあったはずなんですが、見つかったらまた追加します。

長崎県内、まだ行ってないところももちろんたくさんあります。特に県北のほうですね。たとえば、平戸を一泊か二泊くらいでわーっと回ってみたいところですが。五島も中学校の部活の合宿以来、ずいぶんみていません。壱岐、対馬もまだです。

もう1点、長崎のことを本など読んでいて思ったことの一つに、「よく考えたら長崎って、日本の外国語学の発祥の地じゃん!?」ということがありました。まあトルコ語は直接関係ない街ではありますが(トルコライスは…とか愚問なので口にすらしないでくださいね(ニッコリ))、中国語や韓国語は別としても(別でもないのかな?)、ヨーロッパから来た言語を最初に日本に導入しようとした街こそ、長崎じゃないかということですよね。

そう考えると、一応外国語でしのいでいこうとしている自分からしたら、長崎のことを勉強するのにもそれなりの感情移入ができるんじゃないか、と思ったことでした。

いつまで長崎にとどまるか現時点ではまだ未定ですが、ここにいる間に見れるだけ見てやるからな。みなさんもツイッターおよびここnoteの更新にご期待ください。長崎シリーズも開幕じゃい。

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