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炭酸水素ナトリウム。

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日々の、なんてことない、言葉。だけど、少しだけ、心を刺激する。炭酸水のような、ラムネのような効能、小さじ一杯分。息苦しい世界の、ガス抜きと中和。
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2024年4月の記事一覧

Webで得た知識から生きた発想はほとんど生まれません。

内容が情報の水準だから当然です。情報は容易にコピペできます。

一方、日常のふとした言葉や発言に揺さぶられることがあります。その人が培った生きた知恵と出会うからです。

目から鱗、体験です。SNSにはほとんどありませんが。

風というものは不思議なものです。

その姿を見ることはできませんが、その働きを見ることはできます。

心という見えないものを癒すとき、見えない風となって働きかけることが淀んだ流れを再開させるなら、

その風は、できる限り小さく、弱いことに越したことはありません。

「願い」というものは、たとえ叶わなかったとしても、私たちを励まし、勇気づけてくれます。

大きな夢や目標の前に、小さくても、ささやかでも、何かを願うことの大切さを子供に教えることは、大人の大きな仕事のように感じます。

だって、大人は、人生が苦しいことを既に知っているのですから。

生きている、ということは、いずれ訪れる死を迎え入れる、ということでもあります。

何百何千年と経ち、科学技術が人間の寿命をいくら延ばすことができたとしても、私たちの「たましい」が受け入れることはないでしょう。

生きるために大切なことが、おいてけぼりに感じるのは私だけでしょうか。

大切なものほど自分の力で守らなくてはならない時があります

誰にも子供の頃、自分でも分からぬままとっさについた嘘があったでしょう

それはなかなか危険な経験ですが成長の種の芽を出す可能性が秘められていることがあります

芽を摘むのも伸ばすのも
大人であることを忘れたくないものです