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いろいろな縁といろいろな経緯がありまして、この度「対話」の本を出すことになりました。 「ことばの焚き火」writer: 大澤真美、中村一浩、植田順、野底稔 UX design conceptor:渡邊勇介 Designer:中家寿之 Illustrator:竹内夢実 Sales Promotor:鈴木麗子 Chief Editor:長沼敬憲 Publisher:長沼恭子 上記の通りで、大澤真美さん、中村一浩さん、野底稔さんと私の4人の共著です。この本の制作は、制作を対話
進化論の考え方のひとつ。1968年、木村資生により提唱された進化に関する学説。 遺伝子(DNA)の塩基配列の突然変異は、遺伝子の種類や場所にかかわらず一定の頻度で生じると考える。 中立進化論の考え方にもとづけば、生物の進化は以下のようなプロセスになると考えられる。 生育環境が良く、多くの個体が生まれる中で、確率論として、遺伝子変異が多く起こり多様な生物が生まれる あるタイミングで生育環境に劇的な変化が起こる 劇的な変化の中で、多くの種は絶滅してしまう。しかし、環境変化
2023年の年始(2022年の年末)はいくつかの動画を見ました。自分のyoutubeに表示されるおすすめを見ながら、いくつかのコンテンツにはお金を払って。 見た動画は以下の動画です。 ウクライナで戦争が起きた理由とそれがなかなか終わらない理由 マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第1133回) 戦争とテロを乗り越えて仲間とともに生き抜くために マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第1134回) 岡田斗司夫ゼミ
「ことばの焚き火」を出版してから、自分の言葉をtwitterで焚いてみました。https://twitter.com/UetaJun
ことばの焚き火プロジェクトで、出版に寄せて記事を書きました。 今までの対話との関わりを振り返り、今対話について考えていることについて記事にしました。
対話にはいろいろ側面があります。なので、人によって対話をして感じること、自分の中での対話に期待することが違います。 私は、対話には、「自分の不安を知るための対話」、「自分とのつながりを思い出すための対話」、「自分が大きな流れに含まれる対話」の三つの対話があると考えています。 自分の不安を知るための対話は、自分を静かで静寂な状態にするための対話です。対話を始めて、自分の中に生まれた言葉を外に出していくことで、自分におこっていること、自分の中に積もっていたことに気づくこ
対話はどのくらいの頻度で実施する必要があるのでしょうか。対話はいつまで続ける必要があるのでしょうか。対話は必要だと思った時に始めて、必要でないと思った時にやめることが理想的です。 対話はその人にとって必要な時に始まります。自分が対話をしたいときが対話を始める時です。 ある人にとっては、それは毎朝、一緒に暮らしているパートナーと言葉を交わす時間かもしれません。毎日の朝食の時に、ちょっとした会話をすることが、その人にとっての対話なのかもしれません。 ある人にとっては、月に
対話をしていると、全ての人には優越がなく、ただ役割が違うだけなのかもと思えることがあります。 対話は忘れてしまっているつながりを思い出すことかもしれません。一人一人には優越はなく、ただ役割が違う。だから、人と人の間には共有できることがあり、つながりが元々ある。そのような世界で、お互いを尊重し、それぞれがやりたいことをすることで、それぞれの役割を果たしていく。そのことで社会が回っていく。対話をしていると、そんな世界が本来の世界ではないかと感じることがあります。 対話は人と自
対話は言葉の交換だけではないと思うことがあります。 地域の高齢者向けの場を作っているときに、その場所の参加者に「この場は何もしなくてもいいからいい。」ということを言われました。何かするために集まる場ではなく、定期的に、目的もなく集まり、何気ない会話をする、何もしなくていいので、逆に楽しい、とお話されていました。 その時に思ったのは、ただ集まって、同じ空間を共有するだけでも対話になっているのかもしれないということです。対話の場では、自分の中に湧き上がってくる感覚・感情を言葉
対話では、自分の言葉、他人の言葉、自分の感情、他人の感情が目の前に現れます。現れた大量の言葉・感情の全てを受け入れて、咀嚼し、理解することはできません。全てを理解しようとすると、容量オーバーで壊れてしまいます。 では、そのような大量の言葉・感情にどのように向き合うのでしょうか。それには、「保留する」という姿勢が大切になります。 保留するというのは、目の前にあるものをそのまま受けとることです。そこには、判断はありません。目の前にある言葉や感情について、自分はどう思うのか
保留して、自分と他人の言葉と感情を受け止めて、場の真ん中に並べてみると、その中から意味が立ち上がってきます。その意味を捕まえることで、自分と「何か」のつながりに気づくことができます。 それは「共通点」かもしれません。自分と同じことを感じている、考えている人がいるということに、その人とのつながりを感じるかもしれません。その人を通じて、もっと大きな流れに自分がつながっていることに気がつくかもしれません。 それは「違和感」かもしれません。並べてみて、何か違和感を感じることが
結界を張ったら、対話を始めることができます。でも、何から始めたら良いのでしょうか。(結界を張る) まずは、自分の中で浮かんだ言葉、感じていることを外にだしてみましょう。 今思っていること、感じていることを、場の真ん中にあるテーブルに並べるように出してみましょう。自分が出せたら、他の人から出てくるのを待ちましょう。そして、他の人から出てきたら、その出てきたものも一緒にテーブルに並べてみましょう。 色々なものが並んできたら、並んだものを眺めてみましょう。そして、眺めてみて自
対話をするためには、まず「対話の場」をつくる必要があります。 対話は普段のコミュニケーションとはちょっと違います(私たちは対話を普段のコミュニケーションにしたいと思ってはいますが、残念ながら、まだそうはなってはいません)。 なので、対話を始めるときには、「普段」と違う場所に移動して、今日は普段と違うコミュニケーションをするという空気をつくる必要があります。「結界」を張って、対話の場を日常生活から切り離すことで、普段とは違う「対話」というコミュニケーションを行う空気を作るこ
対話をしていると、自分のまわりにあった境界がすっと消える瞬間があります。 ある対話での場のこと。自分にとっては初めて会った人と同じテーブルになりました。対話の場では自分のことはお互いにを最初にあまり話さないことが多いので、最初は相手がどんな人かわかりません。だから、対話の場では最初は緊張します。そして、緊張しながらも、自分の中に浮かんできた・湧き上がってきたことを、眺めて、言葉にして、自分の外に出していきます。出した後は、場に参加している他の人の言葉を丁寧に聴いていきます。
昔、自分の書いた、対話についての文章を見つけた。 対話でできることを自分なりに考えてみる。まず思いつくのは、自分の中の知識・経験の可視化されることによる知識の増大。対話が内省をうながし、そのことで、知識が棚卸しされ解決できる問題が増える。 次に思いつくのは他の人の知識によって得られる「ひらめき」による知識の創造。新しい知識が創造されることで問題解決の幅が広がる。この「ひらめき」が連鎖し積み上がれば、思わぬ広がりや深みが得られるかもしれない。 対話で背景を共有することがで
私にとって大切な考え方を与えてくれた本。 愛するということ/エーリッヒ・フロムを読む。タイトルの印象とは違い、人間、社会の構造について書かれた本。いろいろと考えさせられた。 この本は、まずすべての人間の活動は孤独からの回避だとしている。また、人は孤独を感じると罪悪感と恥の感情にとらわれるとしている。罪悪感や恥だと思うことは、孤独を感じていることで、人は一番回避したいことともいえそう。そう考える腑に落ちる。 この本では、愛することは自分から能動的にすることで、それは技術で