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三浦春馬さんの死を受けて、ストイックについての考察

最近話題になり世間に大きな衝撃を与えた、三浦春馬さんの急逝。

世間的には、ネットでの誹謗中傷が原因だと思われているが私はそれだけではないと思う。

三浦春馬さんは、ストイックで有名だったと報じられている。私は三浦さんの死の裏にはこのストイックが関係しているのではないかと、考えている。


一般的に、ストイックとはいい意味、尊敬の念を込めて使われることが多い。

努力家、向上心の塊という意味で使われていることが多いのではないだろうか。


しかし、その性格の裏側にあるのは「自分自身の現実満足できない」という感情だ。

なぜ、このような感情になるのか。もちろん、周りからの期待に応えたい、もっと認められたいというものもあると思う。


しかし、最も本質的にあるのは失うことへの恐怖、ではないだろうか。


今の地位、信頼、これまでの努力、周りからの評価が努力をやめた瞬間に失われる、そのような何かに追われている感情。

これこそが、三浦春馬さんを死に追いやったのではないかと私は考えている。


もちろん私は三浦春馬さんと知り合いではなかったし、詳しいというわけでもない。

しかし、逃げることが自分自身にとって許されることでないとしたら、弱音を吐くことを許さない自分であるとしたら、死んだ方が楽だと考えるのは私も共感のできる部分だ。

失うことを恐れると、自分を失った方が楽に感じる。悩めば悩むほど後ろ向きな気持ちになり、死にたくなる。

これは三浦春馬さんに限らず、多くの人が抱えうる問題だと私は思う。


もし、失うことを全く恐れない人間になれたとしたら、某有名歌手の歌のように「積み上げたものをぶっ壊す」勇気になれたとしたら無敵だが、そんな人世の中にほとんどいない。

しかしストイックな人は、あなたの周りにも少なからずいるのではないだろうか。


そういう人を見かけたら、あなたにやってあげてほしいことがある。

寄り添って悩みを聞いてあげることだ。

誰よりも努力しているということは、誰よりも悩み、考えて、行動しているということ。

その上で思ったようにならなければ落ち込むし、結果が出なければ存在価値を疑いたくもなる。才能がないんじゃないかとネガティブになる。

でも、そんな時に周りから少し息抜きをしてみればと声をかけてもらえたら、温泉にでも誘ってもらえたら、その言葉だけできっと少し救われる。

だからやってあげて欲しい。


そしてもし、あなたが今ストイックな生活をしているなら少し息抜きをしてみるのもいいのかもしれない。

人生きっと、ずっと頑張る必要なんてない。1日2日の休暇を取ることはあなたの人生においてむしろ大事なことだ。

追い詰められた気持ちにならず、少し楽観的になってみよう。そうすると視野が広がり思いもよらなかった世界が見えてくるかもしれない。


私から最後に伝えたいことは、三浦春馬が安らかな眠りにつけますように。そして


忘れないで欲しい。ストイックとは必ずしもいいことではないということを。


ueron
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