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生まれた理由を識る旅路

「自分はいったいなんのために生まれてきたんだろう?」

…これってきっと、人類の永遠&根源的テーマなんだろうな。

職場と家との往復だけの毎日で、休日はひたすら寝て終わるか、疲れた身体を気力で奮い起こして家族につき合う。就職してからは生活のためにあくせく働き詰めで、かつては夢があったはずなのに、それが何だったのかはもう思い出すこともなくなってしまった。日常を送るのに精一杯で、1日なんてあっという間に消費されてゆく。いつか、いつの日か、ここから抜け出せる時が来るはず。今はただそう信じて、いや、信じているんだと自分に言い聞かせて、日々のむなしさに耐えるしかない。そうやってやり過ごし続けて気がつけば随分と長い年月が流れたけど、身体と心が老いただけであの頃となにも変わっちゃいない。いや、むしろむなしさが増すばかり。いつまで待てばそのいつかが来るんだろう。そんな日は本当に来るんだろうか?

なんてヒトも少なくないのかもしれない。あるいは。

働く必要は特にないが、なにもしないのも退屈なんで親の事業を継いで適当にやっている。幸いにも裕福らしい家庭に生まれ育ち、容姿にも頭脳にも恵まれて、いつだって周りからチヤホヤされてきた。困っていることといえば、金目当てのよからぬ輩、容姿とステイタスしか目に入らない異性が群がってくるのが迷惑なくらいだ。そういう奴らとは知的レベルが違いすぎて話がまったく合わないので、いちいちまともに相手なんてしてられない。あぁ、世の中バカばっかりで嫌になる。望めばなんでも難なく手に入るしずっとそうしてきた。欲しいものなんて、もう思い浮かばない。…そうだな、あえて言うならば、なにも考えずに笑っていられるような、居心地のいい場所くらいかな…。

みたいなヒトも?(漫画によくある坊っちゃんキャラを想像してみました。たいてい主人公のピュアガールに惚れてツンデレになってくやつ 笑。ちょっと設定がファンタジーすぎるかしらっ。ちなみに最初のほうのは、馬場俊英さんの『ファイティングポーズの詩』のエッセンスを活用。)

他にもバリエーションはたくさんあるので書こうと思えば可能なんですけど(女性バージョンは前述のを各自で変換して読んでくださーい☆)この辺にしといてやりましょう!

まぁとにかく、斉藤和義さんも『I'm free』という曲で「生きてく事なんて 死ぬまでの暇つぶしさ」と歌っていたように、俗に言うリア充=リアルが充実している人以外はだいたいこんなふうに脳内でブツブツ言ってるんじゃないでしょうか。もちろんリア充の人だって何回かは似たようなことを考えたりしてるはずだけどね~。

まがりなりにも漢方やアーユルヴェーダもかじり、ヴォイスワークやボディワークで人様の波動をととのえるべく【からだ調律師】を名乗っている身としては、「そんなことうだうだ考えてるくらいなら、砂糖と小麦粉抜くかいっぺん断食でもして、きれいな水飲んで良い野菜食べて土の上で裸足になって朝日浴びて呼吸を意識しながら運動しなはれ!あと好きな音楽聴いて一緒に歌えばいーんダヨ!!(グリーンダヨ!)」ってなってしまう。あと、コレ⇩も本当に核心をついた名言だと思うんだよね。

わたしもおんなじこと書いてます⇩。身体にいいものをおいしく食べられて毎日快腸なヒトは、あんま余計なことで行き詰まらず(息も詰まらず)やるべきこともしっかりやって、身軽に暮らしてるからね。うんこ大切。

⇧ついでにこっちでは声と音、歌うこと、周波数の重要性とすごさについて語ってます。わたしもしばらく歌ってないとすぐへなちょこになっちゃうの。(前にも違う記事でチラッと書いたけど、上と下でキャラが極端に違うのはご愛嬌ということで…。)

その一方で【マスターヒプノティスト/潜在意識案内人】としてのわたしはこの『ヒトはなぜ生まれ生きるのか』という壮大なテーマについての疑問をどげんかせんといかんわけですよ。

結局ね、ヒトはひとりでは生きていけないんだ。それは物質的な面でも、精神的な面においてもそうなんだけど、誰にも頼らず、誰のためにもならず、ただ自分ひとりぼっちで身体の細胞だけがけなげに活動を続けていたってしょうがない。

ぽつんと一個の点でしかない存在が、誰かに働きかけてつながって線になり、またその線同士がくっついてネットワークが無限に広がっていく(数学や物理学ならさらに面になったり立体になったり次元が増えたりするんだけど、今んとこ3~4次元世界までに留めよう)。その一端を担っていなきゃ、それこそ実際たいした役には立ってないってことだよね。

神経細胞だって、ほかの神経細胞とつながってシナプスを形成してはじめて情報の伝達を行うニューロンとしての役割をまっとうできるんでしょ?たぶんそれとおんなじで、人類が地球のニューロンとしてどんどん他人とつながって活発に情報を伝達し合うことで、地球の脳が発達して賢くなっていくんだよ。だからね、つながって交流しないといけないの。そこから外れてると、淋しくなったり自分の生きている意味を見失ってしまうんじゃないかな、と思う。

とはいえ、いざそこで伝達する情報はどういうもの?ってことも重要になってくる。ニューロンも、自分たちのネットワークに必要な情報だけをシナプスが選りすぐって伝えているんだけど、さらにほかのネットワークとつながる樹状突起によって影響を受けて、律動パターンが変わるんだって。そうやってグループ同士が手をつなぐことで、情報の波が変化しながらも全体に伝わっていくってことだから、ひとつのニューロンが発する情報だってその影響力は計り知れない。責任重大なんだよ!

だけども、その『自分が発するべきものがなんなのかがわからない』ってヒトが、現在もまだまだ大半なんだろうなって感じがする。シナプスは、ネットワークにとって響かない情報は中継しないから、たとえほかのニューロンとつながっていたって、そしてせっかく電気信号を送っていたって、伝える必要のない情報は伝達されないまま消えてしまう。Twitterで自分だけがつぶやいてる、みたいなもんかな?(ツイートは残るけどさ)

じゃあ、ほかのニューロンに響く、ばんばんリツイートされて拡散されていくような情報ってどんなものなんだろうって考えると、それこそがまさに『自分がわざわざ地球に生まれてきた理由』そのものなんじゃないのかな。まず自分が属しているネットワークに波を起こして、さらにほかのニューロンにも影響を与えうるようなそんな力強い信号を発するためには、誰でもない自分自身がそれをはっきり自覚しなきゃいけない。自分はなんのためにここに生まれてきたのか、を。

それを識ることを可能にするのが、自我というカゴから解き放ってくれるヒプノセラピーという旅なんだと思ってる。セッションの内容は受け手=クライアントさんの精神性がどの段階なのかに応じて幅広く変わるので一概には言えないけど(先にゆがみを修正してニュートラルに戻すところから始めなきゃいけない場合もあれば、いきなり高次の世界に飛び込んだりすることもある)その準備ができているなら、必ずわかる。地球に生まれる前に、自分がどんな目的を持っていたのかということや、これまでにどんな旅を繰り返してきたのかということが。

いつもヒプノの話をするたびに「そういえばセッションって具体的になにをするのかを説明しないとだな~」と思いながらふわっとしかできてなかったので、次回はそのあたりを詳しく書いてみる予定(一応)なんだけど、ともかくヒプノで今の自分の意識から離れてその時起きることを体験するというのは、とても貴重。霊視鑑定とか占いとは違って「こうですよ」と告げられるんじゃなくて、考えるより先に感覚がそれを捉えて、感情の回路に電気が走って腑に落ちる。それをぜひ味わって、そして思い出してほしい、宇宙のことや、あなた自身がいだいていた地球への想いを。

わたしというニューロンが発していきたい信号は、こんな感じ。今つながっているネットワークはほんのわずかかもしれないけど、わたしにしかできないことがきっとある。幾多のシナプスを通じて、地球の律動にその目覚めと変化の波を届けていくつもり。そう遠くない未来に、この惑星に生まれた喜びをみんなで歌えるように願いつつ。

お福分けのひとしずくをありがとうございます!この波紋を大きく広げていきたいと思います。