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自作短編小説集

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これまでに書いた自作の短編小説を載せています。
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#連載小説

短編小説『未来の自分』⑤(最終話)将来の夢

「嘘、、、そんなの嘘よ。鈴江君が、、、。そんなこと、そんなことあるわけがない」と先輩は言…

植木意志
3年前
4

短編小説『未来の自分』④作戦決行の夜

「犯人は、どんな風に現れると思いますか」と僕は訊いた。 「そうね、、、普通の人を装ってや…

植木意志
3年前
5

短編小説『未来の自分』③自分殺人事件

 僕が今夜、誰かに殺される?  彼女が言ったその言葉の意味を、僕は上手く呑み込むことがで…

植木意志
3年前
6

短編小説『未来の自分』②未確認飛行物体の正体

 野上先輩の家は、図書館から少し離れた小さな港町にあるらしく、僕らはバスに乗ってそこまで…

植木意志
3年前
7

短編小説『未来の自分』①夏休みの図書館

 夏休みが始まって、一週間が経った。  その一週間の間に夏休みの宿題を全て終わらせた僕に…

植木意志
3年前
13

青春ミステリー小説『放課後の冒険』 エピローグ「仕掛け人の正体」

 翌朝、拓実は席に着いて、頬杖をつきながら窓の外を眺めていた。  外にはどんよりとした曇…

植木意志
3年前
3

青春ミステリー小説『放課後の冒険』 第5(最終)話「予想外の邂逅」

 およそ1時間前に来た際と同じ道のりを通り、やがて拓実と葵は室見川まで到着した。  空はまだ明るく、空気は暑い。 川の水面に陽光が反射して輝き、穏やかに揺れている。  夕方の6時という時間帯のためか、室見川沿いの道は、先程より少し人が減っていた。  自転車に乗った二人は、目的のベンチの前までやって来た。 二つ並んだベンチの後方の道を挟んだ先に、セブンイレブンが建っている。黄色いレンガ調の外壁が特徴の、見慣れた建物だ。 解読により浮かび上がった地点は、間違いなくここのよう

青春ミステリー小説『放課後の冒険』 第2話「少年少女の心理戦」

 拓実は真相を確かめるために、葵に話しかけようとした。  しかしその直後に、「拓実!」と…

植木意志
3年前
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