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自作短編小説集

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これまでに書いた自作の短編小説を載せています。
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#創作小説

自作短編小説『眠れぬ夜に聴くラジオ』

 眠れない夜には、ラジオを聴くことが私の習慣だった。  スピーカーから発信される誰かの声…

植木意志
3年前

自作短編小説『脅威のカリフラワー』

 唐突だが、僕はカリフラワーが嫌いだ。いや、それどころか憎んでさえいる。朝の憂鬱な通学中…

植木意志
3年前
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自作短編小説『ため息の彼方』 第12(最終)話「ため息」

 その異変はパソコンの液晶画面の中で起きていた。違う、、、。そうだ、絶対に違う。  私が…

植木意志
3年前
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自作短編小説『ため息の彼方』 第11話「電話」

 都市の上空は夜明けの空が浮かんでいた。辺りは高層ビルの照明でやはり明るかった。空気は少…

植木意志
3年前

自作短編小説『ため息の彼方』 第10話「ブレックファスト」

 「具体的には、私はどうすればいいんでしょうか」と私は訊いた。 「そうね、量子テレポーテ…

植木意志
3年前
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自作短編小説『ため息の彼方』 第9話「仮説」

 「さっきも言ったけど、この惑星が人類の移住に最適だったという話は真実だわ。でも一つの懸…

植木意志
3年前

自作短編小説『ため息の彼方』 第8話「ダイアローグ」

 「え、、、。えっと、その、私たちは日本語を話しているんじゃないんですか、、、?」と私は完全にたじろいだ。どういうことだ。全くわけが分からない。彼女は私を困惑させることばかり言う。 「違うわ。私はフランス語を話し、同時にあなたは日本語を話しているの。私たちは最初からずっと異なる言語同士で会話をしているのよ」と彼女は微笑んで言った。  私は混乱を体現したような表情をしていた。そのことは窓に映る自分の顔を見て、よく分かった。私はフランス語を話せない。まともに学んだ経験もない。そ

自作短編小説『ため息の彼方』 第7話「ランドスケープ」

 カーテンが完全に開き、開放的な大きな窓が現れた。その先に、先程の夜明けの空と海の景色が…

植木意志
3年前
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自作短編小説『ため息の彼方』 第6話「歴史」

 私は少し迷った。私がこの世界の人間ではないということを打ち明けることに、少しの不安があ…

植木意志
3年前
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