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【読書メモ】『道をひらく』松下 幸之助 (著)


▶今回の読書記録『道をひらく』松下 幸之助 (著)

  • 『道をひらく』

  • 松下 幸之助 (著)

  • PHP研究所

▶感想

 私の座右の書です。もやもやした気持ちのとき、壁にぶつかったとき、悩んだとき、失敗したとき、岐路に立っているときなど、色々なシーンで読むと、気持ちが整理されて、前向きに考えて一歩進むことができます。
 特に「道」が好きです。人生の岐路に立っている方々に引用して伝えています。

▶読後メモ

「道」  松下幸之助

 自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬ かけがえのないこの道。広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ 汗する時もある。
 この道がはたしてよいのか悪いのか、思案に余る時もあろう。なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
 あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくも この道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
 他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
 それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。

松下幸之助著,『道をひらく』から「道」


以上です。

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