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新入社員、長野一人旅〜1日目朝〜

5:00のタイマーが鳴る10分前に目が覚めた。
今日から2日連休だ。
そして、僕はこれから遠くへ出かける。
まだ行ったことのない場所に1人で。
俗に言う、「一人旅」というやつだ。
僕の仕事はシフト制で成り立っているので割と1週間通して融通が効いたり、休みたい日に休めたりする。今回はたまたま連休になったのだが、連休と分かった時から「季節も夏だし、普段できない旅行がしたい」と思った。
そして、どうせなら夏らしい、綺麗な景色、鮮やかな景色が見たいと思った。
旅行先を仕事以外の時間で色々と模索しながら調べていたがなかなかピンと来るものがなく苦戦したが、ちょうど見たい景色が旅行の通り道に複数あるルートを思いついた。
それが、長野県だ。

場所は上高地、諏訪湖、白馬だ。

大学時代も知人、友人、サークル仲間と旅行に行く事はあったが、「旅行計画」はとても時間がかかるし面倒で、全員の希望通りに行けるとは限らない。もちろん、2人以上で行く旅行も行く前から楽しさに包まれていたのだが、「一人旅」は自分の行きたい場所に、泊まりたい場所に、自分の出せる予算で行けるのがメリットである。

だが、少し不安がある。
それは独りという寂しさと、行ったことがない場所、未知の場所に行くことへの恐怖だ。

やはりもう1人いればわからないことがあれば協力して乗り越えられることもできるのに、1人だと自分の行動一つとっても自分で解決しなければいけないというのは少し難である。

どうしようもなくなった時は、近くの人に聞けばいいとも思いながら、そうこうしているうちに気づけば特急電車に乗る前まで来れてしまった。

周りはまだ通勤中の人が多い。

今回旅行先を見つけた時も、今その目的地に向かっているこの時も、なぜか惹き寄せられるものがある。一度も行ったことはないが、とてもいい旅になるような気がした。

この旅のために新しく買ったカメラ達と共に一人旅の「体験」を形に残したい。

また時が進んだら書くことにしよう。

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