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就活ってダルいよな。

「就活かぁ、、。」と今日もどこかで嘆いていたそこのあなた!もう聞き飽きたんだよ!「シュウカツ、シュウカツ、シュウカツ、、」って虫みたいに鳴きやがって。正直五月蝿いんだよ!!

と、僕自身は心の中で思っているだけで、何一つ叫んではいないのですが、もう就活の時期に入ったのか、差し掛かっているのか、ちょうど就活過渡期なのか、人によって様々ですが、ひとまず、就活をしている皆様、日々タスクがある中合間を縫って活動なさってご苦労様です。

今回は就活を考えている方、とりあえず就活をしている方、進路に迷われている方に少し僕の就活体験談を参考に聞いてほしいと思っております。就活は全くやらないつもりです、という人も人生を生きる上で大切なことだと思うので今1度確認も含めて一読してくださるとありがたいです。では、話しましょう。

何故就活の話かと言いますと、僕自身も「とりあえず就活」をするという感じでした。みんながしていたから。親に言われたから。

そして、僕の就活は他の就活生、優秀な就活生より遅く始まりました。大学3年の春休みです。もうエントリーが開始して、エントリーシートやウェブ説明会などの予約が始まっていました。何から手をつけていいのか分からず、友達や社会人の先輩に頼りながら進めていました。僕自身も、冒頭にあげたような、「就活やだなぁ、、」とただほざくだけで何もやらないクズ就活生でした。本当には「就活が嫌だ」とは思ってなかったのかもしれません。みんなが就活が嫌だと言うから、みたいな。この先定年まで40年間働くことに対してみんなは「嫌」と言っていたのでしょうか。でも、お前らだって大学生で忙しいのにバイトもして「働い」てるじゃん。って思ったり。当時の僕は社会の歯車としてこき使われることに対して「嫌」だと思っていた訳ではなく、働かないと収入がないため生きていくことが出来ないことへの恐怖から就職を選んでいました。当たり前と言えばそうなんですが、僕にとっては生きられないことは労働より辛いことです。それは、実際にコロナ禍やバイトがなかった期間、工場で日雇い労働、土木、建築系バイトを経験したからかもしれません。皆さんの想像するような、地獄のような労働環境、建築系では「現場」でリーダーに胸ぐらを捕まれ、怒鳴られたこともあります。まあ、それは僕が遅刻したから僕が悪いんですけどね。そんなこともあり、僕にとって給料が将来貰える>過酷労働になったんです。もちろん、就活では働けたらどこでもいい、という事ではありませんが、自分の生活を守るために就活をするという認識でした。だからみんながなんで就活やだなぁと言っているのか、共感しずらかったです。

正直大手じゃないと絶対無理とか、名のある企業しか受けないとかではなかったです。そうだとしたら3年のうちからインターンを受けていますし、ウェブテストの対策もしています。何もしてこなかった僕は、何もしてこなかったので、エントリーシートで「ガクチカ」も書けませんし、ミスコンのことも書いては見たものの、説得力に欠けると言われるし、面接対策も何も準備してませんでした。その場のノリでいけるだろとさえ思ってました。ノリである程度まで行ける時もありましたが、対策していない質問に答えられなくなり、1分程黙ってしまったこともあります。もちろん落ちました。就活初期からアドバイザーとして助けてくださった社会人の先輩からは、就活真っ只中に、「就活で疲れてないか?特にメンタル面で。」と聞かれましたが、まったくメンタルの方はダメージがありませんでした。みんなが最終面接まで行ったのに落とされて泣いただとかいう話を聞いてまったく共感できませんでした。もちろん僕も最終で落とされたところはあります。でもそもそも言ってしまえば、自分が自分らしく働けるところが見つかって、その会社も受け入れてくれたら就活を終わりにしようと思っていたので、まだ現われてないだけと、途中経過のような気持ちでいました。まだ、運命の人はいるはず、みたいな感じですかね。そんな僕でもやはりいつまでもしらみ潰しのように片っ端から企業を受けては自分に当てはまる企業を探していてはキリがないし時間もないので、一旦初心に戻ろうと思った期間がありました。いわゆる、2度目の「自己分析」ですかね。その「自己分析」を経て就活を再開してみたら、メンタル面でも楽になるだけでなく、企業との面接も上手く行き、内定を取ることができるようになりました。と言っても内定はその1社しかありませんでした。

そこで色々思ったことがあります。「就活」とは自分らしく、自分の好きなことができる場所を探すことだということです。よく、好きなことは仕事にできない、「好き」と「仕事」はまた別。おっしゃることは分かります。YouTuberなどはそのようによく言われていて、「好きを仕事にしよう!」の典型とそれに対して現実的な返答をする人。どちらも分かるのですが、僕は前者をどちらかというと採用しました。「好きなこと」というのは「得意なこと」でもあります。よく就活で面接などで長所は?短所は?苦手な人は?など聞かれた(る)はずです。その意図というのは「何が好きですか?」「何が得意ですか?」「何が出来ますか?」だと思うんです。
逆に何ができないか、も同じように聞かれます。そして、企業自体にも得意不得意があり、例えば僕の内定先の企業であれば、料理ができるけどコンサルは出来ない、化粧品企業は化粧できるけど料理作れない、など。極端ですがそういうことです。企業にもできることできないことがあって、就活生もその企業と同じできること、できないことが一致しているか確認するために面接などを行います。決してスポーツも出来て勉強もオールA、容姿も良くて性格もいい出来杉くんを取りたいと思っているわけじゃないのです。工場で緻密な作業をするのに屈強な筋肉隆々の肉体は必要ないですし、テレビに出るアナウンサーに簿記検定の有無は関係ないのです。もちろんあるに越したことはないですが絶対必須ではないのです。

僕の友達にも出来杉くんみたいな就活生がいましたが、そういうやつはできることが多いので自分の働く環境を選べます。そうではない貧弱なのび太くんみたいな就活生は過酷な環境で働くしかないのかというとそうではなく、輝ける場所、居心地のいい場所は必ずあります。
この「居心地のいい場所」というのは、僕を例にすると、「個性を尊重してくれる環境」、「やりたいことをやらせてくれる」「初めての人と接するより1人で黙々と作業をする」などです。
こういった事をどうやって決めたらいいのかという話ですが、過去を振り返って紙に書きましょう、と僕が言うのでは他の就活本と一緒なので、僕が勧める方法を1つ教えます。というかこれしか知らないです。
それは、「行動すること」です。とにかくやってみること。興味のあることにとりあえずやってみること。それで向いてなければ「苦手なこと」だし、向いていて、しかも楽しいと感じるなら「得意なこと」です。単純な話ですが、これは「やらない」と始まらないことで、「やってみて」初めて分かることです。
「でも、1、2年では遊んでたり寝てたりして何もしてないから分からないよ、、」という気持ちも分かります。
今からでもやってみるしかないのです。僕は4年で就活中でも興味のあることはやってみました。これは就活に限らず、人生のどの場面においても、今自分がどんなことが好きでどんなことが苦手かって「やってみないと分からない」じゃないですか。というか、「苦手な食べ物なんですか?」って聞かれたとして「ピーマンです。」って答えて、「なんで?」って聞かれたら「食べてみて無理だったからです。」って答えるはずです。それは「食べてみた」という「経験」があるからです。だから何でもいいからとにかく経験してみるのです。僕がnoteを始めてみたのもそうです。
小学生の頃、作文コンクールで佳作を取りましたが、その時はまぐれだろうと思いました。さらに言うと、国語や現代文はいつも成績が悪く、やっぱり文章書いたりするのは向いてないんだなんて思ったこともありました。しかし時を経て、また自分で文章を書いてみると、評価してくれて、これは自分のできること、長所なんじゃないかなと思って続けるようになったんです。
人間関係もそう。普段関わらない人。僕でいうと、陽気な人、クラブに行くような人と絡んでみる、とか。逆にこういう人は一緒にいると落ち着くなぁとか楽しいなあとか。その時思ったことをメモなり書いておいて、それをエントリーシートだとか面接時に言語化する。それだけでいいと思います。
他の人に自分の印象を聞くのもいいですが、動物診断とかなんとか診断とか割と僕は占いみたいな感じで楽しかったですのでオススメです。しかもこれは友達いなくてもできますしね。

結局僕は就活を通して自分の「好き」を再確認し、それを受け入れてくれる企業に出会いました。そして何十年後には「好き」が変わって別のところにいるかもしれません。
就活に限らず、社会全体として、「できること」と「できないこと」で成り立っているのです。ギターができる子にドラムを叩かせる必要は無いのです。歌が上手い子にベースをやらせる必要もないのです。ギターができるやつ。歌が上手いやつ。ベースできるやつ。ドラム叩けるやつ。それぞれじぶんの「好きで得意」なことを持ち寄ってバンドができて、音楽ができるのです。社会も様々な「音」が重なり合って奏でているのです。誰にでもその「音」はあります。それを探すには「鳴らす」という「経験」が必要です。俺ってどんな「音」?って聞くのでもいいですし、この質問を答えた方は「ベース系」です、みたいに診断するのでもいいのです。「自分にしかない音」を見つければ就活はだるくなくなります。と信じています。就活の軸というのでしょうか。就活生じゃなくとも、自分が今楽しくないなと思っていたら、それはもしかしたらギターが上手いのにボーカルをやらされている状態なのかもしれません。僕はあなたの音が民族楽器でも、定規の弾く音でも、人間には聞こえない重低音でもいやらしい音でも否定はしません。その音のおかげで社会が回るならむしろいいじゃないですか。その音を聞いて、救われる人がいるならいいじゃないですか。人生が楽しくなりませんか?それは言い過ぎか?

また話が大きくなりましたが、
「就活がダルい」と言う暇があったら何事も興味あること、ないことをやってみてください。
「自分の好きなこと」が見つかったらそれを企業に向かって楽しく話してください。それで受け入れてくれなかったらそこはあなたの特技が使えない企業かゴミ企業ですので、受からなくてよかったって気持ちで次の運命の企業を探しましょう。
これはあなたがあなたらしく生きるための選択なのです。インキャのあなたが毎日パーティーを開く大手企業に40年勤めて楽しいですか?その方がむしろ辛くないですか?極端すぎますが、身の丈に合った企業を選ぶべきだと思っています。別に大手じゃないからクソ企業だとか1ミリも思いません。この世のどこかの企業はどこかの誰かの役に立っています。その会社に入ってあなたが誇りを持って、どういうことをしています、と職業を言えるなら僕は尊敬したいです。

「自己分析」だの「たこ分析」だの堅苦しく感じますが、とにかく肩の力を抜いて、真剣にならず、フランクに考えて就活を頑張ってくださいね。面接官もその方が嬉しいはずです。自分が「居心地のいいと感じる場所」を探せますように。

あ、あと飲食系の企業だと説明会行くだけで系列店で一回無料で食べれる券もらえたりしますのでおすすめです!!食費節約になります笑

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