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【NEWS】「Talk Night オープンスペースから街の未来を考える」全3回を開催

10月24日(木)・11月21日(木)・12月3日(火)、青山にあるSHARE GREEN MINAMI AOYAMAにおいて、槇文彦氏書籍『アナザーユートピア』と連動したトークイベント、「Talk Night オープンスペースから街の未来を考える」を開催します。

<日程・テーマ・登壇者>
第1回 10月24日(木)
アナザーユートピアをめざして
槇文彦(建築家)×真壁智治(プロジェクトプランナー)
※予約受付終了

第2回 11月21日(木)
街はなぜアートを必要とするのか
青木淳(建築家)×藪前知子(東京都現代美術館キュレーター)

第3回 12月3日(火)
広場と空き家から考える街の在り方
饗庭伸(首都大学東京 教授)×田中元子(株式会社グランドレベル代表取締役)×水野祐(弁護士)

<会場>
SHARE GREEN MINAMI AOYAMA内
Little Darling Coffee Roasters
(https://share-green.com/)

<タイムテーブル>
18:30 / 開場
19:00~20:30 / 登壇者によるトークセッション・質疑応答
21:00 / 閉会

<参加費>
1000円/人(税込)

<定員>
各回50名程度を予定

▼チケットの購入
※全日程定員に達しました。

<開催にあたり>
2019年2月に建築家・槇文彦さんを中心に編まれた書籍 『アナザーユートピア―「オープンスペース」から都市を考える』(NTT出版)が出版されました。

槇文彦さんは書籍のなかで、これまでのような建物中心の都市づくりではなく、 「オープンスペース」――広場、路地、道、空き地、原っぱ、など――を起点に都市をつくることが、人々の交流や賑わい、さらには幸せを生み出すことを、多分野の方々に対して問題提起されました。それに応えたエッセーや論考は、建築・都市計画分野にとどまらず、社会学や法律、アートやダイバーシティといった視点にまで及び、これからの街づくりを考えるうえで、とても示唆に富むものでした。

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NTT都市開発デザイン戦略室では、Dialogue SeriesやField Researchなどの取組みを通して、これからの街づくりのヒントや気づきを探してきました。そこでは、”都市の余白”や“社会との接点となる場”など、街のオープンスペースに関わるキーワードにも出会いました。また、NTT都市開発の街づくりにおいても、品川シーズンテラスや大手町ファーストスクエアなど、魅力あるオープンスペースの創出に取り組んでいます。

『アナザーユートピア』の議論の続きを伺うことでこれからの街づくりのヒントを得られるのではと考え、槇文彦さんをはじめとする執筆者をお招きしたトークセッションを都心のオープンスペースであるSHARE GREEN MINAMI AOYAMAにて行うことにしました。

平日の夜になりますが、是非ご参加ください。


<登壇者プロフィール>
槇文彦 Fumihiko Maki
1928年、東京都生まれ。建築家、槇総合計画事務所代表。東京大学工学部建築学科卒業、ハーバード大学大学院デザイン学部修士課程修了。その後ワシントン大学、ハーバード大学、東京大学で教壇に立つ。主な建築に、《ヒルサイドテラス》、《スパイラル》、《幕張メッセ》、《風の丘斎場》、《4WTC》など。日本建築学会賞、高松宮殿下記念世界文化賞、プリツカー賞、AIA(アメリカ建築家協会)ゴールドメダルほか受賞多数。著書に、『見えがくれする都市』(共著 、鹿島出版会)、『記憶の形象』(筑摩書房)、『漂うモダニズム』(左右社)、『残像のモダニズム』(岩波書店)など。

真壁智治 Tomoharu Makabe
1943年、静岡県生まれ。プロジェクトプランナー、M・T・VISIONS主宰。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。「建てない建築家」を標榜し、都市、建築、住宅分野のプロジェクトプランニングに取り組む。キュレーションに、建築絵本シリーズ「くうねるところにすむところ」、「建築・都市レビュー叢書」(NTT出版)など。 著書に、『アーバン・フロッタージユ』(住まいの図書館出版 局)、『ザ・カワイイヴィジョン』(2巻、鹿島出版会)、『応答漂うモダニズム』、『建築家の年輪』(ともに、共編著、左右社)など。

青木淳 Jun Aoki
1956年、横浜市生まれ。建築家。磯崎新アトリエに勤務後、「面白いことなら何でも」しようと、1991年に青木淳建築計画事務所を設立。個人住宅を始め、《青森県立美術館》、《杉並区大宮前体育館》に代表される公共建築、ルイ・ヴィトンの商業施設など、作品は多岐に渡る。2019年よりは、東京藝術大学教授と京都市立美術館館長を兼任する。主な著書に『原っぱと遊園地』(1・2巻、王国社)、『フラジャイル・コンセプト』(NTT出版)、編著に『建築文学傑作選』(講談社)など。

藪前知子 Tomoko Yabumae
1974年、東京都生まれ。東京都現代美術館学芸員。アートと社会の関わり方を問いなおす、批評性のある展覧会に定評がある。キュレーションの他に、『美術手帖』や「Webちくま」等に日本の近現代美術についての寄稿多数。主な企画展覧会に「大竹伸朗 全景1955-2006」、「山口小夜子 未来を着る人」、「おとなもこどもも考えるここはだれの場所?」「東京計画 2019」など。「札幌国際芸術祭2017」では企画メンバーとして参加。

饗庭伸 Shin Aiba
1971 年兵庫県生まれ。首都大学東京都市環境学部教授。専門は都市計画・まちづくり。人口減少時代における都市計画やまちづくりの合意形成のあり方について研究すると同時に、実際のまちづくりに専門家として関わり、そのための技術開発も行っている。主な著書に『都市をたたむ』(花伝社)、『白熱講義これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著、学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著、公人社)など。

田中元子 Motoko Tanaka
1975年、茨城県生まれ。株式会社グランドレベル代表取締役 。独学で建築を学び、2004年、mosaki共同設立。建築コミュニケーターとして、主に執筆 とメディアづくりを行う。2016年、「1階づくり」を軸に、アクティブな建築やまちをつくる株式会社グランドレベルを設立。主なプロジェクトに「パーソナル屋台 」「パブリックサーカス」「喫茶ランドリー」ほか。主な著書に『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)ほか。

水野祐 Tasuku Mizuno
1981年、神奈川県生まれ。法律家・弁護士(シティライツ法律事務所)。Arts and Law理事。Creative Commons Japan理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。法によるイノベーションの促進を図る「リーガルデザイン」を提唱し、アート、テクノロジ ー、まちづくり分野のビジネスや文化を促進する 環境構築に注力している。著書に『法のデザイン』(フィルムアート社)、『オープンデザイン』(共訳・著、オライリージャパン)など。

主催
NTT都市開発デザイン戦略室 
  
企画
NTT都市開発デザイン戦略室
(井上 学・林 正樹・吉川 圭司・堀口 裕)

NTT出版
(山田 兼太郎)