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【本簡単まとめ】自分の時間を取り戻そう ちきりん

<3行まとめ>
世の中の”生産性”に関して分かりやすく、身近な問題提起&日常の生産性について。

①世の中生産性が高いものが市場で勝つよねという「社会の高生産性シフト」の説明と、
②その高生産性の考え方を自分達の生活に反映すれば幸福度が上がるよね、という内容。

<概要>
①「社会の高生産性シフト」がスピードアップしていく
・世の中生産性が高いコト・モノが求められている、昔からだったけれどもここ数年でスピードアップ、考え方を変えていかないと”自分”の”市場価値”が上がらないままだったり、色々人生に不備がでてきます、と。
・生産性=時間及びお金を希少資源(コスト)に対する対価
・UberやAirbnbが流行るのって、生産性が高い(効率が良い)から。
 考えてみたらメルカリやタイミー、スペースマーケットもそう。
 デジマ軸だと、広告色が高く情報精度が高いグルメサイトポータルから、そこに居なくても疑似経験ができるブログやインスタ、ユーチューブに流れてるのも同じ理由ですよね。
・対して生産性低いと書いてあった学校、確かに!生徒ごとに理解度も違うし、先生ごとに教えるクオリティも違う。
 そもそも小学校6年+中学校3年であの学習量って、なんか割に合わない気がしてましたもん。

・ベーシックインカムの考え方
生産性向上の妨げとなる労力は、0よりマイナスなので、むしろお金払うから働くな、という世界になる可能性もあるよねというハナシ(ちょっと極端だけどね)
ちょっと前の、印鑑業界の反対でデジタル押印が見送られた件を思い出しました。こういう生産性が高い動きに対して、逆の力で抑え込むことを仕事とする、正に”仕事をしない人よりも間違った方向に頑張る人の方が始末が悪い”(”働くほど価値がマイナスに働く人々”)やつ。むしろこの時は抑えられちゃう政府の方に呆れましたが笑

②生産性軸を生活に反映すると、結構幸福度上がるんじゃないか
世の中全体の流れ、ひとりひとりには関係ないって思いがちですが、身近なソリューションですよ、と。
忙しいって人が世の中に溢れてるけど、生産性の向上で解決するのでは、という投げかけ。

・生産性=得られた成果/投入した希少資源=アウトプット/インプット
・希少資源=時間・お金

<具体的な生産性向上の方法>
・まずは希少資源を、”希少であるもの”と認識するために見える化する
⇒仕事もプライベートもタスクと期限をスケジュールに入れる、1ヵ月がどのくらい過ぎたかを視覚化する為にマスを塗りつぶしてみる、など。
・その希少資源を「どう消費するか」考える
⇒得られる対価に対する時間とお金が妥当であるかを考える、優先度をつける、TODOリストを頭が働く時にやるものとそれ以外に分ける、など。
・全部やろうとしない
⇒上記の「どう消費するか」と同意ですが、種類・精度共に全部完璧にやろうとすると破綻しますよ、ということ。
 ワーキングママがお弁当も家事も仕事も全部するのって無理、賢く外注とか在宅勤務とか、違う方法を使ったらもっと時間短縮できて、子供と遊ぶ時間とか、自分にしかできない時間にできますよね。
・面白かったのは、ストレッチ目標だとちょっと頑張って(=希少資源を少し多く使うことで)終わってしまうので、根本的な方法を変えるには、めちゃくちゃ高い目標を設定すると上手くいくというもの。(一見うまくいかなそうなのに)
ヤフーさんなどでも週休3日制を検討してるなどのニュースが出ましたが、”水曜はノー残業デー”というと他の日に負荷がかかって終わるけれども(ノー残施策が悪いわけではありません)、1日休みが増えるなんてちょっと頑張る位じゃ賄えないから、「何かいらない作業が無いか」「外注できないか」を検討しますよね。
弊社代表が良く総会などで言っている「 ロケットは飛行機の延長線上でできたわけではない。月に行きたいという熱い思いがロケットを作ったのだ 」を(こんなとこでなんですが)思い出しました。
飛行機をちょっとやそっと改善して高く飛べるようにしても月には永遠にたどり着かないですよね、部品一つから「月に行きたい」と思って作ってこそレベル違いの宇宙に行ける。

・最後まで頑張る場所は厳選する
⇒ゼロから8割までとそれ以降ではかかるコスト(時間・お金)が全然違う。10割まで突き詰めるものを厳選。

大事なのは、
・本当に大事な”自分にしかできないこと”を厳選する
⇒機械が奪う職業ランキング 6位に飲食カウンター接客係、14位に調理人(料理人の下で働く人)があったけれども、受付とか会計は機械ができるかもしれないけど、お客様の表情を見て「また来たい!」って思わせるサーバーの役割は、機械にはできないですよね。人不足である今、ここらへんを突き詰めて考える必要が、具体的に出てきてるな‥と思います。
機械に任せても大きく生産性が上がらない職業は生き残るんです。

・自分が”欲しいもの”を明確にする
⇒これを決めること自体が”自分にしかできないこと”と認識するのも大事だな、と思います。(一般論に流されてはいけない!)
 個々の生活や人生の生産性ジャッジの場合、客観的な生産性向上を目指すと結局破綻すると思うので。
 例えば「時短労働で高収入」とか「効率化の鬼」とか目指してたら、結局これって幸せなんだっけ・・・?みたいな。
 結局好きなことじゃないと生産性高めるモチベーションも続かないので、まずは定量的なものではなく、自分の嗜好を把握すること、案外この根本を突き詰めてる人、少ないのかも。

今自分でやってるのは自分の生活で「月次振り返り」と「年次振り返り」を時間軸と給与軸でそれぞれ考えるということ。
時間軸では小項目に「タスク」(衣替え、歯医者さん、とか)「インプット」(資格勉強、美術館、読書など)「旅行」(インプット要素もあるけど、親との時間確保などを視覚化する為)が入ってくる。これをEVERNOTEとかでメモ程度に書き入れて認識。
この本で言う「希少資源」を効率化するのもあるけれども、その一環で「結局自分が好きなことできてるっけ?」の振り返りの目的でもあります。何ってやっぱりやったことに対して直接の対価が得られないもの(自分が喜ぶだけのもの、ダイエットとかゆったりカフェで落ち着くとか)って劣後にされがちですからね。

小さいルーチンでの効率化だと、このくらいかな?
・マネーフォワードで生活費管理(現金あまり使わない)
・生活用品はamazon(衣類もネットで買うようになってきた)
・資格勉強はだいたいアプリ
・PASMOオートチャージ
・タクシーけちらない(時間・体力に余裕がない時は)
・アマゾンプライム(電車で本読める、映画見れる、すぐ届く※まわしものじゃありません)

自分の目に届くものって解決しやすいんですが、もっと視野を広く、がさっと生活を変えるということは不得意だなあと自分で思います。可能な限り、「考える」ってことは引き続き習慣としてしたいな、と思います。

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