短歌まとめ2024年7月
ついこないだ
「七夕の願い事が何も思いつかん!」
と思っていたのに
あっという間にもう八月です。
新札発行から一か月経ったけれど
券売機で新札を使えなくて困ったことなんか一回もありません
ATMから新札が出てきたことも一回もないまま迎えた八月です。
画像は描いてみたら思いのほか気に入ったので
自分のアイコンにも使用しました。
旧札を買い取りますよ半額でそれってたぶんどうみても詐欺
目が合って一瞬見つめ合った後エナガ飛び去るわたしを残し
叶うよな願いは何も浮かばずにため息に舞う青き短冊
わんぱくな過去を忘れて皿の上気取ってるよなキューブのスイカ
寝言でねイラッシャイマセって私言ってたみたい初バイトの日
チャチャチャッと溶いた卵に巻き込んだ君のあくびも味わうお昼
夏山へ弾む心に色添える高速道路脇のネムノキ
炊き立ての白いご飯に生卵わが幸せは尊く旨く
ひとくちめトウモロコシのどこ齧るベストポジション探る下の歯
空中の五線譜の上モズの尾が几帳面に刻む二拍子
あのころは攻略本も持たないで16bitの旅をしていた
きみどりのポポロンくらいの栗のいが一丁前にチクリと痛い
「あくせく」と打って変換してみたら凄い漢字にアクセスできた
ツバメの巣ぴったりふたをしたようなあの黒い尾はきっと親鳥
明日から夏休みだね交差点両手の荷物上げてバイバイ
AIが応募書類を審査した結果あなたは不採用です
雨の日はいいこともある靴底に穴が空いてることに気付けた
noteにて見知らぬひとの旅を追う今のわたしの大切な旅
燕の巣ごにんきょうだい神妙にいちばん右の子だけ小さい
いんちきの探知機ほしいピッピッと[かなり盛ってる][中は空っぽ]
あの猫の名前はミルクだったのか掃出し窓にするりと消えた
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