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短歌/書店の棚

あちこちの街の書店で待ち合わせ僕のいる棚きみは知ってる


昨日の短歌を考えながら、書店の思い出をあれこれ振り返っていました。

そういえばケータイのない頃の待ち合わせはいつも書店だったなあ。

「遅れます」なんて連絡できないから、時間をつぶせる本屋さんは最高の待ち合わせ場所で、待つほうと待たれるほうはだいたいいつも同じだから、遅れたら「あのひとはたぶんSFの棚にいるだろう」とか「ゼッタイ漫画コーナーだな」とか考えて真っ先にそこに向かったり。

スマホがあるから「遅れる」の連絡もカンタンだし、もうこんな書店での待ち合わせもなくなったのかな。

いや待てよ。今はGPSやアプリでお互いの位置情報を把握しあっても平気なひともいるんだっけ。この短歌は、そういう捉え方もできますね…。

そうではなくて、
昭和の牧歌的待ち合わせをイメージしていただければ幸いです。



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