「ジャム理論」という考え方
皆さんこんばんは!
投稿23日目になりました!今日はマーケティング戦略の中では有名な、「ジャム理論」について投稿していきます。
皆さん普段の生活や仕事の中でも、数ある選択肢の中から1つを選ぶ事に苦労したりストレスを感じた事はないですか?
考えれば考えるほど、何がベストの選択かが分からなくなり、つい優柔不断になってしまう事もありますよね。そんな時に参考に出来るのが、「ジャム理論」という考え方です。
この理論は端的に言うと、「人は選択肢が多すぎるとストレスを感じ、選ぶ事自体をやめてしまう」という理論です。
この名前の由来は、スーパーでの実験が基となっています。
ある日スーパー内で、24種類のジャムを並べた棚と、6種類のジャムを並べた棚を用意し、どちらの方が売れるかを検証しました。
内容だけ聞くと、多くの種類を置いている方が要望に答えやすくなり、多く売れるのではと考えがちですが、結果は
24種類のジャムは試食した人の3%が実際に購入し、6種類のジャムは試食した人の30%が購入したという結果でした。
つまり試食した人の購入割合は、10倍もの差があったのです。
これはそもそも試食した人の人数が何人かと明言されていないので、どちらの方が利益が上がったかは一概には言えませんが、「選択肢を多くした事が購入意欲を下げている」という事を立証する形となりました。
なぜ選択肢が多いとストレスを感じてしまうのでしょうか。考えられる理由はいくつかあります。
①選択肢が多いと基準の設定が難しくなる。
何か選択をしなければならない時は、1つの基準を設定して、その基準に比べて良し悪しを判断する事が出来ますが、あまりに選択肢が多いと、そもそもの基準が設定出来なくなります。
②選択肢をした後の後悔が大きくなる。
選択肢が多いと、色々な事が想像出来る様になります。その分、選んだ後に「あれを選んでおけばよかったかな」と考える事も増え後悔してしまうのではないかとネガティブな感情を持ってしまいます。
この様な事が理由から、選択をする時は、「まず選択肢を増やさない」という事が大切なのだと思います。
ただ逆に全く選択肢がないというのもストレスに感じてしまいます。
では選択肢はいくつがベストなのか。これは扱うものと状況によって変わりますが、個人的には3〜5個が適正ではないかと感じます。
ある程度基準がハッキリしており、その上で自ら選ぶ事が出来ると認識するには上記の数が妥当な数字になるのではないでしょうか。
あるデータによると、人は1日の中で35,000回もの決断をしているというデータがあります。
決断をしなければならない機会が多いからこそ、1つ1つのストレスを減らしスムーズに決断していく事は、非常に大切な事だと感じます。
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