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手作り本棚が届いた日。

オーダーして4ヶ月。
待ちに待った本棚が今日、届いた。

これまで本棚にしていたのは、表面に木目シートが貼っている感じの、自分で組み立てるタイプのもの。
その棚を買ったのは10年前。仕事で京都に住んでいた時。部屋の模様替えをするたびに、背面のベニヤがよれて外れて、なんとかはめ直していた。それでもしっかり役割を果たしてくれたので、引っ越しのたび一緒に移動する主要メンバーのだった。

最近おもうのは、年齢を重ねるたびに好きなものは厳選されていくというのと。好きと愛着といろんな時期を一緒に超えてきた安心感も相まって、相棒としてさらに磨きがかかっていく。そうして残ってきたお気に入りの本や小物を、あたたかい木の本棚に並べたいなと思うようになった。

それからいろんなサイトで本棚を探し、とある木工作家さんのページを見つけた。

上段は文庫本・下段は雑誌が入る高さにしてもらった。初めての家具オーダーメイド。仕事用や勉強本は別の場所に置くことにして、この本棚には好きなものだけを大切に並べるんだ。

4月4日にオーダーし今日8月30日、ヤマトのお兄さんが大きな段ボールを運んできてくれた。

細かい木屑のような少しざらざらした手触りの残る本棚。固く絞った布で拭きあげて、部屋に備え付けた瞬間、空気が変わった。なんというか、空間が柔らかくて優しくなった。想像以上の佇まいに、嬉しくて嬉しくて、すぐにお礼のメッセージを送った。

やっぱり天然素材はいい

9月から新しい環境に身を置く。
この本棚をオーダーした4月の段階では、今のような未来があるとは微塵も思っていなかったけど、不思議なことがありながらもすごい勢いでここまできたので、これもありがたいご縁だと思っている。
そういうわけで、この本棚は自分への新しい一歩のお祝いということにした。後づけだけど、いいよね。

作家さんに感謝。

大事にします。


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