見出し画像

"脱"受託開発AIベンチャーの逆襲 -2023年、スカイディスクが実現すること-

明けましておめでとうございます。
株式会社スカイディスク代表の内村です。
新年一発目のnoteということで、昨年を振り返りつつ今年の抱負について書きたいと思います。
「逆襲」なんてタイトルを付けてしまいましたが、今年にかける意気込みと受け取っていただければ(笑)

「最適ワークス」の更なる成長

スカイディスクとして昨年の最も大きなTOPICは製造業向けAI x SaaS「最適ワークス」正式版のリリース、そして(ギリギリ年末に滑り込みましたが)8ヶ月目でのARR1億円突破です。

CSOの後藤もnoteに書いてますので、よろしければこちらもご覧ください。
(後藤のジョインも昨年の大きなTOPICのひとつです)

スカイディスクとして数年ぶり(私が代表に就任して初!)にオフラインでの展示会出展も行いました。

2022年4月6-8日 IoT&5Gソリューション展@東京ビッグサイト

ちょうど1年前の2022年1月はどうだったのだろうかと当時のSlackやらMTG議事録やらを眺めてみると、パイロットクライアントが決まった後で、その対応を進める中で新たな課題が見つかり…という状況でした。
まあ、よくあるスタートアップの光景ですね(笑)

事業アイデアが思い浮かんだ時点からずっと想定通りにいくことなんて、皆無でしょう。
「やっぱりダメかも」と口に出してしまいそうな瞬間は毎日のように訪れる。
もし自分が大企業の新規事業担当者の立場だったら、「この領域で30年間大きなイノベーションが起きていない理由が分かりました」と報告してすでに開発を止めていたかもしれません。
ただ、そこに間違いなく強いニーズがあることだけは掴めており、それを諦めるわけにはいかなかった。
いや、諦められる余裕がなかった、と言うべきかも。
「生産計画ソリューション」自体は変わっていませんが、その中身は細かいピボットを何度も何度も繰り返しています。(そして直近でも"進化"し続けている)
今のスカイディスクメンバーの強みは、課題を事業成長の機会としてポジティブに捉えることができる点だと思います。

ちなみに社内の四半期振り返りMTGなんかでも、よく1年前・半年前の資料を見せたりします。
「驚くだろうけどこんな状態だったんだよ?それがたった半年でここまで来たんだから、次の半年も成長できないはずがないよね!」という感じで(笑)
SaaSの理想的な成長指標として「T2D3」という言葉があります。
そこへの挑戦権を得ることができたのが昨年。
ということで、2023年は"Triple"を目指して更に大きく飛躍します!

SaaSからPaaSへ

最適ワークスは正式版リリース前に数百社とNDAを結び、実際の生産計画データを見てきました。
その結果分かったことは、同じ会社であっても工場毎・ライン毎で同じ立て方は存在しない、ということ。
こんな、まるで"人の顔"のような多種多様なニーズに、汎用的なプロダクトとして果たして対応できるのか。
これが最初の、そして途轍もなく大きな壁でした。
この壁に正面から立ち向かってきた私たちとしては、国内製造業の生産計画ソリューションは数多あるスケジューリング課題の中でも一、二を争うほど高い難易度だと思っています。
その解決策として作り上げてきたものが、最適化AIエンジンを中心とした最適ワークスの仕組みです。
この仕組みを製造業の生産計画以外にも転用できるのではないか、というのがPaaS構想です。
すでにパートナーである商社・SIer各社からいくつかの具体的な相談をもらっており、そのニーズや事業拡張可能性は確認できつつあります。
ということで、2023年はPaaS展開の礎を築きます!

新たなプロダクトの種の発掘

スカイディスクには前述の最適ワークスの開発・提供を行う「SaaS事業部」と、製造業をメインターゲットに据えて画像解析や異音検知等様々なAI活用ソリューションの開発・提供を行う「DXソリューションスタジオ」の2つの事業部があります。

DXソリューションスタジオの実績としては、例えば下記のトヨタ自動車九州様との取り組みがあります。

実は最適ワークスが生まれたのは、このDXソリューションスタジオ(当時はソリューション事業部)に届いた問い合わせがきっかけでした。
この事業の現在の収益モデルは受託開発に近いものですが、そのまま売上最大化を目指すのではなく、(もちろん一定規模の売上は確保しつつ)最適ワークスに次ぐ新たなプロダクトの種の発掘をミッションとする事業開発部門にしていきたいと考えています。
図解するとこんな感じ。

スカイディスク会社説明資料より抜粋

ということで、2023年は新たなプロトタイプ開発に着手します!

(早速)2023年の大きなTOPIC

またまた、心強い仲間が。
この1月から取締役CFOとして岡田がジョインしてくれました!

今のスカイディスクには、財務のみでなく事業サイドにもタッチできるマルチタイプCFOの方が望ましいと思っていたので、これ以上ない適任な人と出会うことができてホントに運がいいです(笑)
後藤や岡田だけでなく、昨年一年間でジョインしてくれたメンバーを振り返ると「あの時、採用できててホントに良かった(逆に、採用できてなかったらヤバかったな…)」と切に思います。
もちろん昨年だけではないですね。
大事な人生の一部をかけてくれたわけですから、今スカイディスクにいる一人一人が自身の決断を良かったと思えるように、改めて今年も頑張らなきゃと身の引き締まる思いです。

上記の通り、2023年のスカイディスクもやることがたくさんあります!
セールス、CS、サーバーサイドエンジニアを中心に引き続き積極採用中ですので、面白そうだと思った方はぜひ!
カジュアルに話を聞いてみたい、という方も大歓迎です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?