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【50代の「ジジィベンチャー」奮闘記!】◆「デザインの力で、世の中の問題を解決する!」

今日は、著名クリエーターの考える「デザインの定義」と、今 勢いのある「企業」が、デザイナーをどのように活用しているのか書きたいと思います。
~副題:イケてる企業は、デザイナーを大量採用している!~

では…
先ず、著名クリエーター3名の考え方を紹介します。

■1.「水野 学氏」
クリエイティブデレクター good design company 代表取締役
慶応義塾大学 特別招聘准教授。
*東京出身 多摩美術大学 グラフィグデザイン科卒。
*「くまモン」の生みの親。

●デザインとは…
「問題解決のための技法である。」
*よくすること。装飾デザインと機能デザインがある。

■2.「田川 欣哉氏」
デザインエンジニア Takram代表 英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート客員教授。
*東京生 熊本育ち 東京大学工学部卒。

●デザインとは…
「ビジネスとテクノロジーを理解して、クリエイティブの力を加えること。」
*BTCモデルの提唱者→「ビジネス」「テクノロジー」「クリエイティブ」の三要素を結合させイノベーションが生み出す手法。
*BTCモデル→0の所と100所の2つのタイミングがある
⇒生まれる時と広げる時。
*デザインとエンジニアを結び付け、「デザインエンジニア」の領域を確立。

■3.「下川 一哉氏」
デザインプロデューサー エディター「意と匠研究所」代表
佐賀大学芸術地域デザイン学部非常勤講師。
*佐賀出身 早稲田大学 政治経済学部卒 日経BP入社。
*佐賀県有田焼創業400年祭 事業デザインディレクター

●デザインとは…
「アイディアとクラフトである。」
*言い換えると「衣装」である。
*問題を解決する力と、表現する力。

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●次に、concan代表が想うデザインの定義は…
「世の中の問題点を見つけ、その問題点を『商品』や『サービス』を通して、解決するこ。」
*デザインは、問題を解決するための「創造力」「計画力」「実行力」であり、そのため全ての人が「デザイナー」という考え方。

実は、この考え方は「水野 学さん」の考えを参考にさせて頂いたものです。
何時か、一緒に「仕事」させて頂きたいと思っています。

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次に「企業」がデザイナーをどのくらい採用しているのか?
それから、デザイナーの採用の仕方について書きます。

【サムスン】
韓国の家電メーカー「サムスン」の場合…
半導体の工場を造ると、数百億掛かるが、「デザイナー」を1.000人雇用しても、そんな金額にはならない。そこで、「デザイナー」を10年間で、「600人から1500人」に増員したそうです。

【資生堂】
日本では昔から、「資生堂」はデザイナーを独自採用しています。

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では…
●「クリエイティブチーム」の作り方について書きます。

先ずは…
◆1.外部からクリエイティブデレクターを採用する。
その後
◆2.CXO→チーフ イクスペリエンス オフィサーのポジションを創る。
*CXOは、デザインをするのではなく、デザイナーの管理から、製品の顧客体験まで一貫してやるポジションです。

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次に
●世の中の元気な企業のクリエイティブ活用の3区分について紹介します。

◆区分1.「クリエイティブに長けた経営陣がいる企業」
*アップル/スティーブ・ジョブズ
*ライン/出澤剛

◆区分2.「外部からクリエイティブディレクターを招聘する企業」
*ユニクロ(アメリカ人 デザイナー:ジョンシージェーを起用)

◆区分3.「デザイン特区を、創る企業」
*ダイソン・日産自動車・サントリー・資生堂

「デザインは、"センス"でなく"知識の集積"である。」
*クリエイティブデレクター 水野学氏の言葉です。

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◎と言うことで…
デザインの定義と、そのデザインを重要視している企業を紹介して来ましたが、なぜ「デザイン」が重要なのか、説明して終わります。

近年、様々な形で「デザイン」が、広く一般に広がる概念として捉え直され、海を超えた向こうの「ベンチャー企業」から日本の大企業まで「デザイン思考」を導入し、イノベーションの種を模索しています。
「デザイン」は企業を内部から改革し、作業プロセスを根本から見直す契機として捉えられています。

*「デザイン思考」と「デザイン」とは、大きく異なります。
デザインする行為は、デザイン思考のごく一部に過ぎません。
最も重要なのはデザイン的プロセスを通し、どのような問題に対しても「クリエイティブ」なアプローチで解決しようとする考え方です。そして「デザイン思考」は、あらゆる種類のビジネスにも活用可能な考え方です。

デザイン思考が注目を集める背景には、不確実性の増大した予測不可能な「社会」の到来にあります。

人口構造の変化、少子高齢化、グローバル化、エネルギー不足、テクノロジの進展、産業構造の変化、働き方の多様化など、私たちを取り巻く「社会的環境」は、加速度的に変化を続けています。今日の「ルール」が、明日には通用しない時代です。

国内に目を向けてみると、人口減少、特に就業人口の減少と それに伴う労働生産性の低下が叫ばれ、人口減少と人口の低密度化が同時進行するという、いまだかつて 日本が経験したことのない現実にどのように対峙していくのかが大きな課題として突きつけられています。

こうした変化は、これまで常識とされてきた「知識」や「方法論」、「価値観」が当てはまらない状況を生み出し、競争力やイノベーションの源泉を大きくシフトさせています。これまでの「成功モデル」、「知識」、「経験」が通用しない不確実性の増大した社会が到来する中で、これまでの常識を打ち破るようなイノベーションによって新たな「市場の創造」、「顧客の創造」を図り、人々のライフスタイルを変えるようなサービスや商品の開発が求められています。

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◎最後に…
この不透明な厳しい時代を生き抜くためには、デザイン思考に加え、「直感力・洞察力・対極感」の体得が必要です。
この「直感力」「洞察力」「対極感」の感覚的な極みにある力量を磨く為には、むしろ 感覚の修練に向かうよりも、その対極にある「論理思考」を磨くことが不可欠です。
詠んで、詠んで、詠み抜く、詰めて、詰めて、詰め抜く(将棋の例え)ことに徹することで、この世界に近づくための「近道」であると言われています。

この徹すると言う「時代」を経て、ある日 突き抜ける「時」がきます。そして ある日、気が付けば、「直感力」が身に付いているのです。
これが、「プロフェッショナル世界の真実」であると言えます。

論理思考に徹することで、その先の世界が見えて来ると言うことです。
つまり、考え抜くと言う修練は、その後にある「直感力」や「洞察力」の入り口です。

「我々は、論理にて考え得るものを、考え尽くした時、論理にて、考え得ぬものを知ることがある。」

かなり難しい言葉ですが、簡単に言うと…
「やり続けた先にある、観える世界」が「直感力」だと言うことです。所謂 頭ではなく、体で覚えてこそ、見えてくる世界があるという事です。

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