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キャプテンシーとチーム力

最近スポーツアニメをたくさん見ているせいか、キャプテンシーやチーム力に関してよく考えます。みんなが同じ作業をすれば良い時代だったら、一般的なマネイジメント手法は成り立ったのかもしれません。

変化が早く、予測不可能な今の時代、インセンティブや予算で縛るより、ひとりひとりの能力を最大限発揮して、チームの力にできるキャプテンのような人がチームを率いた方がうまくいくんじゃないかと思っています。

アニメのキャプテン

漫画の中のキャプテンはまさにチームを率いるにあたり理想いえる存在で、「こんな人が会社にいたらいいのになー」「この人のもとで働きたい!」と思うキャラクターがたくさん出てきます。

フィクションなので、現実社会では、そうはいかない事もあるかもしれませんが、フィクションだとしても、それが理想的なら、そんな風にやってみることはできるのではないでしょうか?

ハイキューに見るチームの力

そこで、大好きなハイキューのキャプテンやチームの力について考えてみました!

烏野高校
まずは我れらが烏野高校キャプテンは澤村大地。目立たないプレイでチームを支え、チームの土台を作るキャプテンです。

烏野のメンバーが思い切ったプレイができるのは、キャプテンの安定した守備力のおかげ。自らはフォローに回り、後輩たちには思う存分プレイさせてくれる縁の下の力もち。今の時代にあったキャプテンと言えます。いろんなことを吸収し、常に変化し、進化する、安定を求めず、チャレンジし続けるチームです。伸び伸び働けて、チャレンジングな部署ができそうです!

青葉城西高校
烏野の好敵手。キャプテンは及川徹。自身の攻撃力も抜群ですが、チームの力を100%引き出すセッターです。「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という及川さんの言葉が胸に染みます!

才能もセンスもあるものではなくて、努力によって引き出されるものだと言われると頑張れる気がします。普段はチャラチャラしてますが、コミュニケーション力が高く、チームからも信頼されています。特質した1人ではなく「バレーは6人で強い方が強い」というように6人の能力を最大限発揮しつつ、チームとしての安定感も抜群です。

白鳥沢学園 
キャプテンでありながら、チーム一の絶対的エース牛島若利を中心としたチーム。この人に任せれば全て決めてくれるという、頼れる存在です。圧倒的な力があるため、技巧を凝らさず、非常にシンプルで潔い攻撃です。チーム力にも、技術にも、戦略にも、強い力だけで打ち勝っていく・・・自らのプレーでチームを引っ張るキャプテンです。

音駒高校 
「バレーは強い方が勝つんじゃない。ボールを落とした方が負けるんだ。」という言葉に象徴されるように、圧倒的な能力がある選手がいないにもかかわらず、ボールを繋ぎ、負けないバレーをします。

キャプテンの黒尾鉄朗は普段はヘラヘラしていますが、攻守ともに優れていて、冷静にに物事を見ることができるタイプ。非常に守りの堅いチームですが、頭脳派のセッター狐爪研磨の戦略力が高く、相手の出方を見て、すぐに対策を打ち出し、対応します。

競合相手だったら、面倒な会社になりそう・・・

稲荷崎高校 
最強ツインズ双子の宮兄弟を要する強豪校稲荷崎。双子だけに意思疎通やお互いのポジションを入れ替わることもでき、インターハイ2位の実力。そんなチームのキャプテンが北信介。誰が見ていても、見ていなくても、きちんと毎日同じ努力を継続して続ける。できそうで、そうそうできることではありません。

実力は後輩に劣る為、スターティングメンバーではありませんが、北さんの普段の姿勢や努力を見ている後輩からは、頭が上がらない存在。だから、実力では勝る後輩も彼のいうことは聞き、ついてくるんですね。

仕事とチーム

ハイキューに登場するチームの共通点をまとめると、こんな感じです。

・全員が共通する目標を持っている
・その目標がエモい
・目標に向かって各個人が何をするべきか理解し、努力している
・信頼関係が強固

会社では会社全体としても、部署ごとにも予算や目標があります。その目標って、全員が本当に共通して強く思っている目標なのでしょうか。全員が本気で叶えたいと思うためには、目標はエモくないといけません。数字はわかりやすいので、指標とされることが多いですが、数字ではエモさが足りないんです。

精神論的な話ではありますが、本気で思ってるのと、思ってないのでは、達成するかどうかが全く変わってきます。なので部署の目標を立てるときは全員が本気で「そうなりたい!」と思えるエモい目標を立てる必要があります。

1人1人が心から願ってない目標になってしまうと、個々のスタッフは目標に対する自分の役割や、どのような努力をするべきかを考えなくなってしまいますし、真剣に取り組まなくなってしまいます。個々のスタッフが自分ごととして捉え、本当に達成したいと思うからこそ、努力するし、真剣に取り組むことができます。

仕事において、仲間を信じること、信頼は非常に重要です。信頼し合っているからこそ、頼れるし、任せられる。一緒の目標に向かって仕事ができるし、喜びや達成感もわかちあえます。

会社で働くというのは、1人ではできない大きな仕事をみんなで協力し合って、成し遂げることだと思います。信頼の文化がある職場では生産性、収益性ともに高いという結果が出ているそうです。

失敗って1つの経験だと思うんです。失敗したからこそ得らるものもありますし、ミスしないことを重視した仕事の仕方は全くチャレンジングではないですよね。だからこそ、互いに信頼し、フォーローし合い、ミスに対応できるチームの力が必要です。

まとめ

PDCAが時代遅れだと言われるように、予測不可能な今の時代、何が正解で何が失敗かやってみないとわかりません。綿密な計画に時間を取るより、今は失敗を恐れず、どんどんとチャレンジしていく方が得られるものが多いのではないかと思います。

その為に必要なのは数字予算やKPIより、信頼できる関係性とチームメンバーの力を最大限発揮して全体の力に変えられるキャプテンシー、みんなが1つの気持ちになって進むことができるチーム力なのではないかと思いました!



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