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仕事は放っておくと増える。自分の仕事を殺すことがチームの未来に繋がる。

仕事は増える?そりゃそうです!

だって止める人がいないんですもの。そして人間は心配性だから、色んなことをやりたくなりますし、手も出したくなります。外部環境も、人員も変わりますよね。そうして仕事は原則として無限増殖します。

黙っていたら仕事が減る会社は、経営危機にある可能性が高く、マジでヤバいです。
仕事が明らかに減っている場合は逃げる方法を先に考えてください。基本的には儲かっている間は仕事は無限増殖します。

どうしたら減るのか

誰かが「この仕事を止める」意思決定をしないといけません。さて、この誰かとは誰でしょうか?
通常は上長やディレクターなんですが…ぶっちゃけこれを正しく実行できる人にはなかなか会えません。仕事を止めて売り上げ目標がショートしたら怖いですもんね。そうなったら、止めたい人間がなんとかその意思決定を引き出さないといけないのです。


実は私自身が何よりも一番、ソシャゲ屋時代から運用タスクの無限増殖にうんざりしていた人なので、各種方法を駆使して減らしました。
私が担当したもののうち、タスクを止められないものは、フローをちゃんと揉んで整理しておいて、他の人に引き継いでも死なないように簡略化したりしました。この記事はその実戦録です。

1)生産性を示す

現状のままでは利益に繋がらないこと、大目的に反していることを立証する。逆転の発想で「より少ない工数で大きな利益が出るスイートスポット」を探し当てて、拳で一発突くのもいい方法です。そうするとそっちにリソースが寄るので。

2)スタッフの勤怠・タスク消化状況など、定性情報で訴える

基本的にメンバーには抜けられると痛手を負うので、これらの客観情報を集めて、チームの改善を迫る方法があります。
ただ、この方法は単独では使えず、「代替案」とセットで出す必要があります。

3)運用フローを固める

流動性の高い運用フローで事故なく回すのは割と職人技です。嗅覚がないと死にます。私も嗅覚を身につけるまでは

早朝のCSからの電話連絡で起こされる
・日曜昼に遊びに出かけたら緊急招集。渋谷から横浜に即帰らないとダメになる
・合宿先で致命的不具合食らってバスに乗りながら緊急対応。深夜まで及ぶ
・ユーザーからの問い合わせで不具合が発覚し、当時の彼氏(上司)の自宅でpc開いて彼氏にグチグチ言われながら週末緊急対応
・自分で企画した年始ガチャが大外しで数千万円ぶっ飛ばす
・sentry通知を携帯に転送するのはディレクターの基本装備。エンジニアの連絡先(携帯)も当然確保。緊急時は電話かけまくり、チャットでオンライン。手早くお知らせ書くよ!

みたいな悪夢を一通り経ました…あんまり真似して欲しくないから基本的にはストロングスタイル非推奨です。

大まかなやり方としては、チーム内のメンバー構成・知識量・入れ替えの頻度を踏まえてどれくらいフローを固めるかを考えて、それに基づいて改修案を出します。
もう少し具体的に書くと、誰かの一度のミスでユーザーに影響する不具合を出さないようにする方法を検討し、実行していきます。
人間は誰しも間違えるし忘れる!その前提に立って考えます。というか私は可能な限り暗記したくないし、業務における自分の記憶力を信じていない。鳥頭。

なお、不具合嗅覚が強い人の見分け方ですが、こういう人はカスタマーサポート部署と連携が早かったり、全般的にレスが早い傾向があります。(遅いレスがすなわち死になる環境にいたため)
こういう人が複数人チームにいる場合は例外的にフローをあまり固めなくても回るのですが、割合珍しいので、基本的には安全側に倒します。

そして、最後がおおっぴらには言えない、禁断の方法なので有料にします。
読む覚悟がある方だけ買って読んでくださいね。

4)●●●●●●●●

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