伝説の「ケツ・イントロ・クイズ」 とは
Insert music disc(s)
ケツにシングルCDを挿入しなさい。
くどくど説明をしなくても気持ちが伝わる<以心伝心>な状態というのは気持ちがいいもので「んっ」と言ったら「しょうゆさし」がでてきたりするハイコンテクスト以心伝心関係にあこがれます。
家族関係では比較的構築しやすいハイコンテクスト以心伝心関係ですが、レディプレイヤーワンでも、主人公(ウェイド)とアルテミスの間でゲームタイトルを伝えるだけで何を言わんとしているのかが完全に以心伝心する場面があり、こいつらは家族なんだ!!と涙腺を刺激してきたりしました。よくできた映画だよ。
「ケツ・イントロ・クイズ」 とは
某深夜ラジオ番組で実際に行われたテレフォンイントロクイズの亜種である。音楽CD(シングル盤だと思う。アルバムだと挿入らないか裂ける)をケツ間(けつま)に挟み出題。
「この曲はなんでしょうか? イントロでわかったら早押しです!!」
もちろん音楽は流れない。頭がおかしいんじゃないだろうか。
伝説の誕生
その時、事件は起こった。
「ハイッ! 槇原敬之の『どんなときも。』......?」
「……正解!(爆笑)」
何が起こった。
この時の衝撃はテープで何度も聞きなおしたから覚えている。
何が起こったのかはわからないが、この瞬間、確かに出題者の肛門と回答者の口がつながっていたのだ。どう考えても事前のヒントや示唆するような言動はなかった。 全ての毛穴からアトモスフィアを吸い込み、電話越しで匂いをつかんだ。ヤバイ。ハイコンテクスト以心伝心関係どころではない超能力あるいは奇跡(ドクターマンハッテン認定)であり、間違いなくラジオ史の石板に刻んで海へ沈めておくべき大事件だと思う。
人類はまだまだ捨てたものではないし、誰とでもなくつぶやいたツイートがとんでもない距離を飛んであらたな関係を結ぶこともある。なので、僕らは適当に雑記やクソリプを残すんだ。 やがて地球世紀が滅び海が干上がった未来に異星人が古代のTwitter石板とかを拾い上げてRTする。そんな未来を想像しながら。
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