ニンジャスレイヤーの #マグロ四天王
表題に「マグロ」が含まれる、あるいは「マグロ」がストーリーに大きくかかわってくる物語のなかで特に有名な4エピソードを指す。ニンジャスレイヤーは #スシ物語 なのでほぼ全編にわたりスシネタや違法薬物としてのトロが登場する。そのなかでも際立って語られている時点で、これらのエピソードの特筆さがうかがい知れるだろう。
これらのエピソードは、タイトルやパンチラインのおもしろさが主題に勝り「ニンジャスレイヤー」が持つ反逆自律独立感応といったSFサイバーパンク味を味わう前に「変な小説」と思われてしまう可能性があるため、初心者にはオススメできないとされている。
それぞれどんなエピソードなのか、イメージ画像と共に簡単に解説していきたい。
四天王の壱
通称:マグロ(鹿)「チューブド・マグロ・ライフサイクル」
社会の低層で搾取される人々を養殖チューブのマグロに例えた社会派の短編でありマグロは出てこない。(イカは出る)
一般的な評価「ワカル」
筆者の感想文
四天王の弐
通称:マグロ(スシ)「ファスト・アズ・ライトニング、コールド・アズ・ウインター」
ひょんなことから命を懸けたスシ対決をすることになったニンジャスレイヤーとエーリアスはツキジ・ダンジョンに眠るとされるレリック級冷凍マグロの探索に向かう。
一般的な評価「ワカル」
四天王の参
通称:マグロ(マグロ)「レプリカ・ミッシングリンク」
イケイケギャルのユンコ=チャンは自身がオイランドロイドとして再生されたことを知り失われたリンクを求めて父親の研究室へ向かうが彼女を生み出したのは高い知性を得たマグロだとマグロ自身に知らされる。
一般的な評価「コレガワカラナイ」
四天王の死
通称:マグロ(イルカ)「マグロ・サンダーボルト」
謎の賞金稼ぎラッキージェイクと取り違えられたニンジャスレイヤーはヤクザ組織に捕らえられ一定速度を下回るとばくはつする装置を取り付けられマグロランニングばくはつ刑に処されてしまう。一方、ルームランナーを眺めるヤクザはヤクザ生態とマグロ生態を重ね合わせ泳ぎ出したら止まらないマグロが怖いと怯える。やがて両者の運命はデジイルカによって交差しネオサイタマ全土を揺るがす大騒動となっていく。
一般的な評価「100%わかった!(おかしな目つき)」
初心者にはオススメできない理由
これらのマグロ・エピソードは非常に示唆に富みニンジャスレイヤーらしいケレン味のある素晴らしいエピソードであるものの、必要以上にパンチラインが強く内容を吟味して咀嚼することが難しい場合があるため、ある程度の「お約束」を知った読者向けの食品とされている。しかし、だからと言ってトンチキなファン向けのエピソードというわけではなく物語の持つパワーや訴えかけるテーマ、悲哀、人間ドラマはむしろ崇高にマシマシなのだ。
特にサイバーパンク的な反骨心にあふれた(鹿)やスシ店主の熱い職人気質が見所な(スシ)は初心者向けの範疇に含めてもよい飲み込みやすいエピソードだ。残りの二つについては、うん、ちょっと、脂っこいかな。でも、おいしいエピソードであることに間違いはないので、いつかチャレンジしてほしい。初心者にはオススメできない理由は美味すぎるからなのだ。
なお、当アカウントは忍殺初心者にマグロを進めるじゃあくな行動を抑制することを推奨しています。
関連:初心者向けの忍殺打順
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