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台湾・停留ビザ更新、最大のハードルは…
今回の台湾留学は8月21日に入境し、来年2月下旬まで滞在する予定でいる。ところが日本で取得した停留(Visitor)ビザには有効期限が60日間と書いてある。
つまり何もしないと10月20日前後にビザが失効し、不法滞在になってしまう。
新型コロナウイルスの感染拡大前はもうちょっと制度も緩かったらしいが、まあここでぶつくさ言っていてもしょうがない。移民署に足を運び、停留ビザを更新してきた。
60日刻みで更新
私の停留ビザは有効期限が60日間で、更新するとまた次の60日間台湾で勉強を続けられる。これを繰り返して最大180日まで滞在できる…というのが現行の制度だ。
(ちなみに180日以上滞在したい場合には、停留ビザを居留ビザに切り替える必要がある。居留ビザへの切り替えは銀行の残高証明書や健康診断書が必要になるなど、さらにハードルが高いと聞いたことがある)
移民署は、ビザの期限が残り15日になった日から更新手続きを受け付けるとのこと。私は残り4週間くらいの段階で「そろそろ調べておかなきゃ、けど面倒だな……」とテンションが下がり始め、日を追うごとに気が重くなっていた。いま思えばこの「調べる」という行動に一歩踏み出すことが、停留ビザ更新の一番の難所だった気がする。
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準備するもの
移民署の公式ウェブサイトによると、停留ビザの更新に必要な書類は以下の通り。
・申請用紙
・パスポート(原本&コピー)
・ビザ(原本&コピー)
・大学が発行する在学証明書
・大学が発行する出席証明書
申請用紙は移民署に置いてあるものに記入するので、事前準備の必要はなし。ということで最も重要な準備事項は、大学の語学センター(華語中心)が発行してくれる在学証明書と出席証明書の入手ということになる。
いま通っている大学の語学センターでは、在学証明書と出席証明書の発行には
(1)次の学期の受講を申込済みで
(2)授業料の払い込みまで終えている
という条件をクリアする必要があった。
9月26日に「冬学期の受講に関する案内」というメールが届いた。9月30日、マニュアルに沿って受講する意向を大学側に知らせる(これが事実上の受講申し込み)。
特に返事がなかったので、語学センターの事務スタッフさんに10月4日、LINEで「冬学期の受講を申し込んだので学費を支払わせてください」と連絡した。当初は現金・口座振込・ATM振込での支払いを求められた。ただお願いすればクレジットカード払いも受け付けてくれるみたいだった。2万8240元(約13万円弱)を払う。
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10月5日、語学センターの事務室に足を運んだ。廊下に文書発行の申請用紙が置いてあって、記入したうえで職員さんに手渡した。発行には2〜3日を要するとのこと。私のビザの有効期限(10月19日?20日?)まではまだ時間があったので、受け取り日を移民署に行くことにした14日の前日に指定する。
実はこのときかなり気になっていたのが、早めにビザを更新してしまうと、有効期限もそのぶん前倒しされてしまうのでは? ということだった。
たとえば10月10日に移民署に行くと、そこから60日間有効のビザが発行されてしまい、次には12月10日前後にまた更新しなくてはならないのでは? ということである。一方で現行ビザの期限の最後ギリギリまで待って10月19日あたりに更新すれば、期限は12月19日前後になる?
できるだけ長く滞在したい身からするとコレはかなり重大な問題。ただ結果からいうと、そういうことはまったくなかった。台湾に入境した日の60日後が、あくまで停留ビザ(初回)の有効期限。その期限を伸ばすとなると、更新手続きがいつであっても、入境日の120日後が停留ビザ(1度目の更新後)の期限になる仕組みのようだった。
当日の流れ
当日は授業後に大学からとぼとぼ歩いて移民署へと向かった。台南の移民署は台南市美術館2館の裏手にある。渡航前にお世話になった留学エージェントに教わったのは、もうちょっと市の中心部から離れた場所だったはず。どうやら最近引っ越してきたみたい。前日に旧住所に行ってしまった知人がいて、教えてもらって助かった。
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事務所自体は2階にあって、一瞬ちょっとわかりにくいかも。
整理券の受付に座っていたおばちゃんたちは英語がほぼできなくて、最初はなにか別の発行申請のほうに案内されたっぽかった。タブレットで氏名など個人情報を入力するマニュアルを読むように指示され、事前に聞いていたのとあまりに違うので慌てて軌道修正。「外國人居(停)留案件申請表」と書かれた申請用紙を受け取り、記入した。
ひとつ迷ったのは職業(Occupation)の欄。日本ではサラリーマンをやっているわけだが、いまは学生?
記入例をみると職業欄には「貿易公司」と書いてある。その隣の職位(Title)には「總經理」とあった。どこまで詳しく書くべきなんだろう。よくわからないので、ひとまず学生と書くことにした。職位は空欄。何かいわれたら修正すればいいや。結果、これでOKだった。
ちなみに左上に顔写真の貼付欄があるが、これも特に不要。ドキドキさせないでほしい。
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書類に記入を終え、最後に向かったのは事務所内のコピー機。さっきの整理券受付のおばちゃんに依頼し、1枚2元だったか3元だったかでパスポートの個人情報とビザのページを複写してもらう。
整理券をひき、自分の番号が呼ばれるのを待つ。すぐに呼ばれ、窓口でおじさんにパスポートを手渡した。特になにか込みいったことを質問されることもない。それからはもう本当も10分も経たないうちに自分の番号が再び呼ばれ「次は12月19日だから忘れないようにね」と念押ししてもらい、あっけなく終了。手数料もかからなかった。
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事務所を出たところで、欧米系っぽいおじさんに話しかけられた。「Are you Korean?」。聞いてみるとどこか欧米の会社の台北拠点で働いているが、通訳がいなくて困っているとのこと。Google Translateで頑張っているが限界があり、学生でいいから韓国人の翻訳を探しているのだという。移民署に採用活動に来るなんてすごい。
日本人なんですごめんなさい、と断ると「学校には韓国人はいないか?」と。なかなかすごい食い下がり方である。ちょっと面倒だな……って思っていたタイミングで、向こうからバイクで颯爽とやってきたアジア系カップルを発見。ちょうど近くに停車したので「あちらに聞いてみては?」とアドバイス。
どうやらその2人が韓国人だったみたいで、このおじさんとはサヨナラすることができた。一安心。
最後、せっかく街まで出てきたので、美術館2館のカフェで抹茶ケーキを食べた。お疲れ様でした。
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【2022/10/19の日記】
朝食は学生寮近くのパン屋さん。パン2つ+紅茶で100元(470円弱)。飲み物を頼むとき、
— u5505 (@u5505tainan) October 18, 2022
私「無糖ない?」
お店の人「ないよ。けどそんなに甘くないよ」
私「本当?」
店「うん、一點點だから」
私「じゃあください」
のやりとり。確かに一點點だったけど、渡航当初の自分もそう感じたかどうかは謎。 pic.twitter.com/Usup8ZuEKk
大学近くに良い感じの喫茶店。コーヒーが65元(約300円)なので、東京都内でいうとスタバよりは安く、ベローチェよりは高いがドトール・プロントと差不多一樣という感じか。大きい机がありiPadと教科書とノートを広げても余裕。大学は空き時間を過ごせる場所が本当に少ないので今後重宝しそう。 pic.twitter.com/l3yuuppe0y
— u5505 (@u5505tainan) October 19, 2022
昼食は新鮮蝦仁xiārén蛋炸飯(80元)と魚丸湯(30元)で計110元(510円強)。大きな道路に面していて少しうるさいロケーション。もっと暑かったときはあんまり入る気にならなかったお店だったが、最近ようやく涼しくなったので。チャーハンはいわゆる日本の町中華とおんなじ味。湯は熱々で汗かいた。 pic.twitter.com/KsrUUHzMM2
— u5505 (@u5505tainan) October 19, 2022
くっきりはっきりな影の様子から看出できるのは、多少涼しくなったとはいえ、まだまだ台南の昼間の陽射しは強いという事実。 pic.twitter.com/bxrKPFR1pc
— u5505 (@u5505tainan) October 19, 2022
夕食はデンマーク料理屋さんに来てみた。サーモンのサラダ、海鮮リゾット、マッシュドポテト、それからビールを頼んで1人600元(約2800円)くらい。サラダはサーモン以外にもオリーブなどいろんな材料が使われていて本当おいしい。リゾットはお米こそリゾット風だけど具沢山な感じはむしろパエリア風。 pic.twitter.com/4pTBczXqj1
— u5505 (@u5505tainan) October 19, 2022
机に向かっての勉強時間は4時間37分。
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