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野村監督の「リーダー論」を読んで

3/12(火)から始めている本紹介シリーズ。

第一弾の「入社一年目の教科書」の方を
まだ読んでいない方はこちらからご覧ください。
https://note.mu/u1row_0724/n/n9496d5193386

第二弾の「FISH! 鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方」の方を
まだ読んでいない方はこちらからご覧ください。
https://note.mu/u1row_0724/n/n40e6b66d757b

第三弾は、
「リーダー論 覚悟を持って道を示せ」 著書:野村克也

【重要部分】
第一章 哲学を待たざる者はリーダーに非ず

○「おれが責任を持つ」と言える度量を持て
・リーダーの仕事はとは、一言で言えば、ビジョンとミッションを掲げ、
 その実現に向けて人を動かすことだ
→「結果の責任は、すべてリーダーがとる」という態度を示せ!

・近い将来の大きな成果のために、多少の目先の不利益に
 目をつぶる覚悟を持てることは、
 リーダーには絶対に欠かせない条件である

○不安を取り除いてやるのもリーダーの仕事である
・プロの世界にはいいてくるメンバーにはそれほど差がない
 Q.順調に伸びる選手と伸び悩む選手がいるのはなぜか?
→A.伸び悩みの原因は人それぞれ、さまざまだが、
  中でも意外に無視できないのはメンタル面である

・敗戦処理などの楽な場面ではなくて、
 いきなり大事な場面で起用することの方が大事!!
→大事な場面で起用することで、期待に応えたいと思い、奮起する
→それ以上の力がしばしば引き出されることになるかもしれない

ただし・・・
試練を強いる以上、彼らの不安を取り除き、
自分の力をフルに発揮することにだけに集中できる
環境を用意するのはリーダーの務めである

○感動させる「言葉」を持て
・人は、感動すれば、自然と動く者である。
 そして、人を感動させるためには、
 相手の心を射抜くような言葉が欠かせない。

・自分の持っている知識や理論、経験を伝えるのはやっぱり言葉である。

第二章 人を動かすリーダーの極意

○チーム掌握の第一歩は意識改革にある
・組織をひとつにまとめ、目指すべき方向に向かわせること
 リーダーに課せられた最大の使命はそういうことだ
→「意識改革」のためには、「最初が肝心」である
 まさしく「鉄は熱いうちに打て」

○「自主的に動く」メンバーを育てることが、リーダーの究極の目標である
・選手が監督の考え方を理解し、意向を正確に汲み取って、
 自分がすべき仕事、果たすべき役割を
 自主的にこなしてくれるのが理想である。

・チームを第一に考え、チームのために何ができるのか、
 どのように役立てればいいのかということを
 つねに念頭に置き、実践してこそ、周囲の信頼を得られ、
 自分の評価も高まる。
→そのことを監督は選手たちに理解させ、
 最終的には全員が自主的にそのように動けるように導く。

第三章 見抜き、気づかせよ。そうすれば人は育つ。

○教えすぎず、気づかせよ
・人を育てることがリーダーの大きな役割であり、最終目標である

・誰にも教わらず、すべて自分で考え、試行錯誤を繰り返したので、
 時間はかかった。しかし、そのぶんしっかり血肉化したし、
 何より自分の頭を使って実践することが習慣となった。

・人間の最大の悪は「鈍感」であることだ。
→一流になる人間は、例外なく「感じる力」に長けている。
 凡人なら見逃してしまうような小さな変化や差異に気付くからこそ、
 人より秀でることができる。

・本人に「なんとかしたい」という意識が芽生えない限り、
 周りがいくら教えても身につくものではない。

○短所は長所を消してしまう
・「長所を伸ばすには短所を捨てろ」→理解できない。
〜野村監督流〜
→「自分の短所や弱点を知らずして、どうやって進歩しようというのか」
→いくら長所を伸ばしたところで、短所は依然として残ったままである。

・短所や欠点を克服しなければ、長所も宝の持ち腐れになってしまう。

第四章 慢心したリーダーは害悪である

○リーダーだからこそ、常に成長しようという気持ちをもて
・「組織はリーダーの力量以上には伸びない」

・選手が監督をよく見ているように、
 フォロワーはリーダーをよく観察している。

・監督たるもの、すべてにおいて選手に負けてはいけない。

・失敗することで成長するのは、監督も選手も変わりはない。

○計画し、実行させ、確認することを怠ってはならない
・掲げた目標を遂行するには、なによりもまず「計画」が必要である。
→何を、いつまでに、どこまで完成させるかを考えなければならない

・次に、闘いを有利に運ぶための戦略・戦術を立て、
 実践させることが「実行」
→選手が動きやすい環境整備に重点

・そして、実行の際に絶対に欠かしてはならないのが「確認」である。
→「たら・れば」の事態が生じるのは、
 確認を怠ったことが原因になっているケースが圧倒的に多い。
→それを防ぐためにも「確認を怠るな」としつこく言い続けるべきである。

第五章 進化し発展する組織をつくるために

○人間教育こそが強い組織のもととなる
・監督の仕事とは、
 基本的に「チームづくり」「人づくり」「試合づくり」の3つ。
→特に「人づくり」が重要で、
 人が作れなければチームも試合も作れないから。

・「何のために生まれてきたのか、どのように人生を生きたいのか、
  どういう人間になりたいのか」
→人生観が確立していないと仕事観も確立しない。

・いくら技術を磨いても限界がある。
→すなわち思考を変えなければ、進歩も成長もない。

○メンバーと組織を成長させるリーダーの3つの掟

①「節度を持ちなさい」
→リーダーが掲げるビジョンや目標を実現するためには、
 最低限の秩序や決まり事が必要である。

②「他人の痛みを知りなさい」
→相手に立場になって物事を考えるには、
 他人の痛みがわかるようになるのが一番。
 他人の痛みを知るには、相手の気持ち、
 心理状態を慮らなければならない。

③「問題意識を持て」
→考えても必ずしも答えが出るとは限らないし、
 出なくても自分の頭で考えることに意味がある。
 つねに問題意識を持って考えること、
 知恵を振り絞るという行為が重要である。

今回は量が多くなかなかまとまってないかもしれないけど、
読んでくれたことで
少しでも意識や行動が変わってくれることを期待しています!!

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