見出し画像

【煮干そば 流。】「ながれ」とは読みません。ではなんと読むでしょうか?ル〜ルルル〜♪。

新しい土地に降り立つことは至極の楽しみである。

十条。

我が地元の京都にも同じ地名の町があるが、今回は東京版十条。
駅からでると人通りが穏やかな下町感溢れる駅のロータリーはもっぱら私好みである。

この十条、東十条あたりにはグルメなお店が密集しているみたいで、グルメ好きのお友達に東十条にいったよって話をしたら

てっきり「どこですかそれ?」って返ってくると思ったら「あそこのエリアやばいですよねー!」って返ってきて、若干引いてしまったという話は置いといて。

今回の目的のお店は【煮干そば 流。】さん。

「ながれ」と読みそうなところをグッと抑えてお店に向かう。

「る」さんは食べログ東京ラーメン百名店に選出されたお店であり、店名にもある通り、煮干し系のラーメンをウリとしたラーメン屋さん。

もっぱら私は、煮干し系のラーメンが好みでして、凪のようながっつり煮干しから、セアブラノ神のような上品煮干しも大好き。

ただ、コンクリ系でまだ当たりに出会えたことがない。
あのジャンルは難しい。

その中でも流。さんは最もポピュラーな醤油煮干し。私の大好きなジャンルである。

時刻はお昼の12時少し前。

生憎の天気ということもある店外待ち客ゼロ。
店内で食券を買い着席。

席数はカウンターのみの8席。
店内かなり狭いですがそこまで閉鎖感はない感じ。
店内を見渡すと煮干しの段ボールがたくさん積んである。
こういうのなんかいいですよね。積んである段ボールでお店の色がでるというか。そういうの楽しかったりする。

・アブラ煮干そば 810円


煮干し系にはやっぱり背脂チャッチャしたかったのでデフォの煮干そばではなく、アブラで。

着丼した瞬間から煮干しの良い香りと、なんか炭焼きの匂い。おそらくチャーシュー。

早速スープを一口、、、

うん!うまい!ぐぅーうまい。

あっさりとした醤油スープに柔らかな煮干しの旨味。煮干し系はけっこうパンチ力を売りにしてるところが多い印象ですが、こちらの煮干しはかなり円やか。

勿論、物足りなさ等全く感じない絶妙な塩梅。
これはかなり好み。

麺はモチモチ系でスープとの相性はもちろん良好。アブラとも相まってガンガンスープと絡まってくれる。

また、煮干し系に欠かせない刻み玉ねぎも素敵だ。
辛すぎず、それでいてしっかりアクセントになっている。

中でもチャーシューは私の中で会心の一撃。
炙られたチャーシューは香りも味も一級品で嫌な脂身もなく肉の旨さが全面にでている。

それでいてあっさり円やかな煮干しスープとの相性が良い。
どうしてもパンチ力の薄いトッピングだとこの手のラーメンは全体がぼやけてしまう。

上手く全体のバランスが取られた素晴らしい一杯である。

、、、

大満足で完食。
お店を出ようとすると、え、めっちゃ人いる。
店員さんが声をかけてくれて、なんとか外にでるとすでに行列ができていた。

あぶねー!って口から漏れていたかもしれないが、さすがの人気店。
今回は私の運が良かったようだ。

それではごちそう様でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?